マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-144 - 緊急

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3204059)

公開日: 2016 年 12 月 14 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Internet Explorer の脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Internet Explorer を使用して表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受ける Windows クライアント上の Internet Explorer 9 (IE 9) および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度が「緊急」と評価されており、Windows サーバー上の Internet Explorer 9 (IE 9)、Internet Explorer 10 (IE 10) および Internet Explorer 11 (IE 11) については深刻度が「警告」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは次の方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。

  • Microsoft ブラウザーおよび影響を受けるコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを処理する方法
  • Microsoft ブラウザーが Web ワーカー内で実行中のスクリプトの同一原点ポリシーを検証する方法
  • スクリプト エンジンがメモリ内のオブジェクトを処理する方法

この脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、「マイクロソフト サポート技術情報 3204059」を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、「12 月のセキュリティ情報の概要」の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

注: セキュリティ更新プログラム情報の新しい利用方法の詳細については、Security Update Guide (セキュリティ更新プログラム ガイド) を参照してください。ビューのカスタマイズや影響を受けるソフトウェアの一覧の作成だけでなく、RESTful API を使ってデータをダウンロードすることもできます。詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドに関する FAQ を参照してください。既にお知らせしたように、2017 年 2 月から、セキュリティ更新プログラムの情報は、セキュリティ情報 Web サイトではなく、セキュリティ更新プログラム ガイドで公開されます。詳細については、ブログ記事「セキュリティ更新プログラムに対するコミットメントの促進について」を参照してください。

オペレーティング システム

コンポーネント

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム*

Internet Explorer 9

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 9
(3203621)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-142 の 3197655

Windows Vista Service Pack 2

Microsoft Windows Hyperlink Object Library [1]
(3208481)

リモートでコードが実行される

緊急


Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 9
(3203621)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-142 の 3197655

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Microsoft Windows Hyperlink Object Library [1]
(3208481)

リモートでコードが実行される

緊急


Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9
(3203621)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-142 の 3197655

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Microsoft Windows Hyperlink Object Library [1]
(3208481)

リモートでコードが実行される

警告


Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9
(3203621)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-142 の 3197655

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Microsoft Windows Hyperlink Object Library [1]
(3208481)

リモートでコードが実行される

警告


Internet Explorer 10

Windows Server 2012
セキュリティのみ[1]

Internet Explorer 10 [2]
(3205408)

リモートでコードが実行される

警告

なし

Windows Server 2012
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 10 [2]
(3205409)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-142 の 3197877

Internet Explorer 11

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11
(3205394)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11
(3207752)

リモートでコードが実行される

緊急

3197868

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
セキュリティのみ[1]

Internet Explorer 11
(3205394)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
月例のロールアップ[3]

Internet Explorer 11
(3207752)

リモートでコードが実行される

緊急

3197868

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
セキュリティのみ[3]

Internet Explorer 11
(3205394)

リモートでコードが実行される

警告

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
月例のロールアップ[3]

Internet Explorer 11
(3207752)

リモートでコードが実行される

警告

3197868

Windows 8.1 for 32-bit Systems
セキュリティのみ[3]

Internet Explorer 11
(3205400)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
月例のロールアップ[3]

Internet Explorer 11
(3205401)

リモートでコードが実行される

緊急

3197874

Windows 8.1 for x64-based Systems
セキュリティのみ[3]

Internet Explorer 11
(3205400)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
月例のロールアップ[3]

Internet Explorer 11
(3205401)

リモートでコードが実行される

緊急

3197874

Windows Server 2012 R2
セキュリティのみ[3]

Internet Explorer 11
(3205400)

リモートでコードが実行される

警告

なし

Windows Server 2012 R2
月例のロールアップ[3]

Internet Explorer 11
(3205401)

リモートでコードが実行される

警告

3197874

Windows RT 8.1
月例のロールアップ[3]

Internet Explorer 11[2][4]
(3205401)

リモートでコードが実行される

緊急

3197874

Windows 10 for 32-bit Systems [5]
(3205383)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3198585

Windows 10 for x64-based Systems [5]
(3205383)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3198585

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [5]
(3205386)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3198586

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [5]
(3205386)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3198586

Windows 10 Version 1607 for 32 bit Systems [2](3206632)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3200970

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [2]
(3206632)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3200970

Windows Server 2016 for x64-based Systems [2]
(3206632)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

警告

3200970

[1] Internet Explorer 9 のユーザーは、CVE-2016-7278 の脆弱性から完全に保護するために、セキュリティ更新プログラム 3208481 もインストールする必要があります。

[2] 2016 年 1 月 12 日以降の Internet Explorer のサポートの変更に関する情報については、「Microsoft サポート ライフサイクル」を参照してください。

[3] 2016 年 10 月のリリースより、マイクロソフトは、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 の更新プログラムのサービス モデルを変更しました。詳細については、「Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデルをさらにシンプルに」を参照してください。 

[4] この更新プログラムは、「Windows Update」を介して入手できます。

[5] Windows 10 および Windows Server 2016 の更新プログラムは累積的です。今月のセキュリティリリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 および Windows Server 2016 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログから入手できます。2016 年 12 月 14 日から、Windows 10 と Windows Server 2016 の累積的な更新プログラムの詳細は、リリース ノートに記載されます。OS ビルド番号、既知の問題、および影響を受けるファイルの一覧情報については、リリース ノートを参照してください。


注: このセキュリティ情報で説明されている脆弱性は、Windows Server 2016 Technical Preview 5 に影響を及ぼします。

Windows Server 2016 Technical Preview 5 用の更新プログラムは Windows Update を介して入手できますが、マイクロソフトは、できるだけ早く Window Server 2016 にアップグレードすることを推奨しています。 

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

この更新プログラムのインストールの他に、このセキュリティ情報で説明されている脆弱性から保護するために実行できる手順はありますか?
はい。累積的な更新プログラム 3203621 がインストールされている Windows Vista および Windows Server 2008 は、それだけでは CVE-2016-7278 の脆弱性からは完全に保護されません。この脆弱性から完全に保護するには、さらにセキュリティ更新プログラム 3208481 をインストールする必要があります。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、「12 月のセキュリティ情報の概要」の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

深刻度の評価および影響の表で、「緊急」、「重要」、および「警告」という値が明記されている場合、それらは深刻度の評価を示します。詳細については、「セキュリティ情報の深刻度評価システム」を参照してください。表内で使用される次のキーで示される省略形は、最も大きな影響があることを示しています。

省略形

最も大きな影響

RCE

リモートでコードが実行される

EoP

特権の昇格

ID

情報漏えい

SFB

セキュリティ機能のバイパス

 

脆弱性の深刻度の評価および影響

CVE 番号    

脆弱性のタイトル

Internet
Explorer 9

Internet
Explorer 10

Internet
Explorer 11

Windows 10 上の
Internet
Explorer 11

CVE-2016-7202

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2016-7278

Windows のハイパーリンク オブジェクト ライブラリの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

対象外

CVE-2016-7279

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
重要/RCE

Windows サーバー:
注意/RCE

Windows クライアント:
重要/RCE

Windows サーバー:
注意/RCE

Windows クライアント:
重要/RCE

Windows サーバー:
注意/RCE

Windows クライアント:
重要/RCE

Windows サーバー:
注意/RCE

CVE-2016-7281

Microsoft ブラウザーのセキュリティ機能のバイパス

対象外

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
注意/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
注意/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
注意/SFB

CVE-2016-7282

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2016-7283

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2016-7284

Internet Explorer の情報漏えいの脆弱性

対象外

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

対象外

CVE-2016-7287

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

複数の情報漏えいの脆弱性

影響を受けるコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを処理する方法に、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、標的のシステムをさらに侵害する情報を取得する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオで、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれる場合もあります。しかし、どのような場合でも、攻撃者が制御するコンテンツをユーザーに強制的に表示させることはできません。その代わり、攻撃者はユーザーにアクションを起こさせる必要があります。たとえば、攻撃者はユーザーにリンクをクリックさせるように仕向けて、攻撃者のサイトへ誘導する可能性があります。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows のハイパーリンク オブジェクト ライブラリの情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-7278

なし

なし

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-7282

あり

なし

Internet Explorer の情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-7284

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の「問題を緩和する要素」を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の「回避策」を確認していません。

複数の Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

Microsoft ブラウザーがメモリ内のオブジェクトに不適切にアクセスする場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。これらの脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。攻撃者によりこれらの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

攻撃者は Microsoft ブラウザーを介してこれらの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを閲覧するようにユーザーを誘導する可能性があります。また、攻撃者は、脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工がされたコンテンツを追加することによって、侵害された Web サイトや、ユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを悪用する可能性もあります。しかし、すべての場合において、攻撃者は制御するコンテンツを強制的にユーザーに表示させることはできません。その代わり、通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導により、または電子メールで送信された添付ファイルを開かせることにより、ユーザーに操作を実行させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

この更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザー - メモリ破損の脆弱性

CVE-2016-7279

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-7283

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の「問題を緩和する要素」を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の「回避策」を確認していません。

よく寄せられる質問

Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を使用していますが、これにより、これらの脆弱性の影響は緩和されますか?  
はい。既定で、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、セキュリティ強化の構成 (英語情報) と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「問題を緩和する要素」に該当します。

EMET はこれらの脆弱性を悪用しようとする攻撃の緩和に役立ちますか? 
はい。Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) は、セキュリティの緩和策の管理を可能にし、攻撃者による特定のソフトウェアにおけるメモリ破損の脆弱性の悪用を困難にします。EMET は、Internet Explorer と動作するように EMET のインストールと設定がされているシステム上の Internet Explorer における、これらの脆弱性を悪用しようとする攻撃を緩和できます。

EMET の詳細については、Enhanced Mitigation Experience Toolkit を参照してください。


Microsoft ブラウザーのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

Microsoft ブラウザーが Web ワーカー内で実行中のスクリプトに対して同一原点ポリシーの適切な適用に失敗した場合に、セキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。

攻撃者がユーザーを誘導して悪意のあるコンテンツが含まれているページを読み込ませる可能性があります。脆弱性を悪用するため、攻撃者は、ユーザーがページを読み込んだり、閲覧したりするように仕向ける必要があります。また、ページが侵害されたサイトまたは広告ネットワークに組み込まれている可能性もあります。

この更新プログラムは、Web ワーカー内で実行中のスクリプトの同一原点ポリシーの検証を修正することにより、脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

CVE-2016-7281

あり

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の「問題を緩和する要素」を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の「回避策」を確認していません。

複数のスクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

影響を受ける Microsoft スクリプト エンジンが Microsoft ブラウザーでメモリ内のオブジェクトを処理する際にレンダリングする方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が複数存在します。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損する可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしているときに、攻撃者によりこれらの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピューターが制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者は Microsoft ブラウザーを介してこれらの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。攻撃者は「初期化しても安全」と判断された ActiveX コントロールを、Edge レンダリング エンジンをホストするアプリケーションや Microsoft Office ドキュメントに埋め込む可能性もあります。また、攻撃者は侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れる、またはホストする Web サイトを利用する可能性があります。これらの Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受ける Microsoft のスクリプト エンジンがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-7202

あり

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-7287

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の「問題を緩和する要素」を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の「回避策」を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、「謝辞」を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/12/14): このセキュリティ情報ページを公開しました。
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