マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-032 - 緊急

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3038314)

公開日:2015 年 4 月 15 日 | 最終更新日:2015 年 5 月 1 日

バージョン: 2.0

このセキュリティ更新プログラムにより、Internet Explorer の脆弱性が解決されます。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Internet Explorer を使用して表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により現在のユーザーと同じ権限が取得される可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受ける Windows クライアント上の Internet Explorer 6 (IE 6)、Internet Explorer 7 (IE 7)、Internet Explorer 8 (IE 8)、Internet Explorer 9 (IE 9)、Internet Explorer 10 (IE 10)、および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度が「緊急」、影響を受ける Windows サーバー上の Internet Explorer 6 (IE 6)、Internet Explorer 7 (IE 7)、Internet Explorer 8 (IE 8)、Internet Explorer 9 (IE 9)、Internet Explorer 10 (IE 10)、および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度が「警告」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更し、影響を受けるバージョンの Internet Explorer が ASLR セキュリティ機能を適切に実装できるようにすることでこの脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3038314 を参照してください。

 

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システム

コンポーネント

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Internet Explorer 6

Windows Server 2003 Service Pack 2

Internet Explorer 6 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 6 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

Internet Explorer 6 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Internet Explorer 7

Windows Server 2003 Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

Internet Explorer 7
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 7 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Internet Explorer 8

Windows Server 2003 Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 8 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Internet Explorer 9

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 9 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Internet Explorer 10

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 10 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 10 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 10 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows 8 for 32-bit Systems

Internet Explorer 10 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows 8 for x64-based Systems

Internet Explorer 10 
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2012

Internet Explorer 10 
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows RT

Internet Explorer 10[1]
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Internet Explorer 11

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1

Internet Explorer 11
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 11
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1

Internet Explorer 11
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows 8.1 for 32-bit Systems

Internet Explorer 11
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows 8.1 for x64-based Systems

Internet Explorer 11
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359

Windows Server 2012 R2

Internet Explorer 11
(3038314)

リモートでコードが実行される

警告

MS15-018 の 3032359

Windows RT 8.1

Internet Explorer 11[1]
(3038314)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-018 の 3032359


[1] この更新プログラムは、Windows Update を介して入手可能です。.

注: セキュリティ更新プログラム 3038314 は、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 上の Internet Explorer 11 に関する MS14-080 に記載されている CVE-2014-6374 にも包括的に対処します。Internet Explorer 11 がインストールされているこれらのオペレーティング システムを使用しているお客様は、保護を維持するために、セキュリティ更新プログラム 3038314 をインストールする必要があります。

注: Windows Technical Preview および Windows Server Technical Preview が影響を受けます。これらのオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

この更新プログラムには、機能に対する追加のセキュリティ関連の変更が含まれていますか?
はい。セキュリティ更新プログラム 3038314 のリリースにより、Internet Explorer 11 では SSL 3.0 が既定で無効になっています。詳細情報については、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 3009008 を参照してください。

このセキュリティ情報で説明されている脆弱性について記載されている変更のほか、この更新プログラムにはセキュリティ関連機能を改善する多層防御の変更が含まれています。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、4 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

深刻度の評価および影響の表で、「緊急」、「重要」、および「警告」という値が明記されている場合、それらは深刻度の評価を示します。詳細については、セキュリティ情報の深刻度評価システムを参照してください。表内で使用される次のキーで示される省略形は、最も大きな影響があることを示しています。

省略形

最も大きな影響

RCE

リモートでコードが実行される

EoP

特権の昇格

ID

情報漏えい

SFB

セキュリティ機能のバイパス

 

脆弱性の深刻度の評価および影響

CVE 番号

脆弱性のタイトル

Internet Explorer 6

Internet Explorer 7

Internet Explorer 8

Internet Explorer 9

Internet Explorer 10

Internet Explorer 11

CVE-2015-1652

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1657

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1659

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1660

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

対象外

対象外

CVE-2015-1661

Internet Explorer ASLR のバイパスの脆弱性

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
低/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
低/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
低/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
低/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
低/SFB

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
低/SFB

CVE-2015-1662

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1665

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1666

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1667

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2015-1668

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

 

Internet Explorer の複数メモリ破損の脆弱性

Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトに不適切にアクセスする場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。これらの脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。この更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を排除します。

攻撃者は Internet Explorer を介してこれらの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。また、攻撃者は、この脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工がされたコンテンツを追加することによって、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを悪用する可能性もあります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、ユーザーに操作を行わせることが攻撃者にとっての必要条件となります。一般的には、ユーザーにインスタント メッセンジャーまたは電子メール メッセージのリンクをクリックさせ、攻撃者の Web サイトへユーザーを誘導します。または、電子メールで送信した添付ファイルを開かせようとします。

この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により現在のユーザーと同じ権限が取得される可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしているときに、攻撃者によりこれらの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピューターが完全に制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Internet Explorer を頻繁に使用するコンピューターが、最もこれらの脆弱性による危険にさらされます。

この更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を排除します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1652

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1657

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1659

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1660

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1662

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1665

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1666

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1667

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2015-1668

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を使用していますが、これにより、これらの脆弱性の影響は緩和されますか? 
はい。既定で、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「緩和する要素」に該当します。

EMET はこれらの脆弱性を悪用しようとする攻撃の緩和に役立ちますか?
はい。Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) により、セキュリティの緩和技術を管理すれば、攻撃者は特定のソフトウェアにおけるメモリ破損の脆弱性を悪用することが困難になります。EMET は、Internet Explorer と動作するように EMET のインストールと設定がされているシステム上の Internet Explorer における、これらの脆弱性を悪用しようとする攻撃を緩和できます。

EMET の詳細については、Enhanced Mitigation Experience Toolkit を参照してください。

Internet Explorer ASLR のバイパスの脆弱性 – CVE-2015-1661

Internet Explorer が Address Space Layout Randomization (ASLR) セキュリティ機能を使用していない場合にセキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。その結果、攻撃者が、特定のコール スタック内の特定のインストラクションのメモリ オフセットを、かなりの確率で予想できるようになります。この脆弱性を悪用することに成功した攻撃者は、広い範囲の脆弱性からユーザーを保護する Address Space Layout Randomization (ASLR) セキュリティ機能をバイパスする可能性があります。セキュリティ機能のバイパス自体では、任意のコードが実行されることはありません。しかし、攻撃者はこの ASLR バイパスの脆弱性を、リモートでコードが実行される脆弱性など別の脆弱性と組み合わせて使用し、ASLR バイパスを利用することで、任意のコードを実行する可能性があります。たとえば、リモートでコードが実行される脆弱性は ASLR によってブロックされますが、ASLR のバイパスに成功すると、この脆弱性が悪用される可能性があります。

Web 閲覧のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーがログオンし、影響を受けるバージョンの Internet Explorer を実行することが必要条件となります。このため、ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Web ブラウザーを頻繁に使用するコンピューターが、最もこの脆弱性の危険にさらされる可能性があります。管理者がユーザーにサーバー上での閲覧および電子メールの読み取りを許可している場合、影響を受ける可能性が増加します。しかし、最善策では、これを許可しないことを強く推奨しています。

この更新プログラムは、影響を受けるバージョンの Internet Explorer が ASLR セキュリティ機能を適切に実装できるようにすることでこの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer ASLR のバイパスの脆弱性

CVE-2015-1661

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開の詳細については、ここで参照されているサポート技術情報の「概要」を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2015/04/15):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V2.0 (2015/05/01):このセキュリティ情報ページを更新し、Windows Server 2003 Service Pack 2 で Internet Explorer を実行しているお客様へ 2015 年 4 月 23 日付でマイクロソフト ダウンロードセンターの更新プログラム 3038314 が更新されたことをお知らせします。マイクロソフトは 、4 月 23 日より前に更新プログラム 3038314 をインストールしたお客様に、このセキュリティ情報で説明されている脆弱性から完全に保護するために再インストールすることを推奨します。
  •      
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