マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-118 - 緊急

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3192887)

公開日: 2016 年 10 月 12 日 | 最終更新日: 2016 年 12 月 14 日

バージョン: 2.0

このセキュリティ更新プログラムは、Internet Explorer の脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Internet Explorer を使用して表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受ける Windows クライアント上の Internet Explorer 9 (IE 9) および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度を「緊急」と評価し、影響を受ける Windows サーバー上の Internet Explorer 9 (IE 9)、Internet Explorer 10 (IE 10) および Internet Explorer 11 (IE 11) について深刻度を「警告」と評価しています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

この更新プログラムは、Internet Explorer が次の設定やコンテンツなどを処理する方法を修正することで、この脆弱性を解決します。

  • メモリ内オブジェクト
  • 名前空間境界

この脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3192887 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

コンポーネント

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム*     

Internet Explorer 9

Windows Vista Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3191492)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3191492)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3191492)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2

Internet Explorer 9 
(3191492)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Internet Explorer 10

Windows Server 2012

セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 10 [1] 
(3192393)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2012

月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 10 [1] 
(3185332)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Internet Explorer 11

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11
(3192391)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11
(3185330)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11
(3192391)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11
(3185330)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11 [1] 
(3192391)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11 [1] 
(3185330)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Windows 8.1 for 32-bit Systems
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11
(3192392)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 8.1 for 32-bit Systems
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11
(3185331)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 8.1 for x64-based Systems
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11
(3192392)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 8.1 for x64-based Systems
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11
(3185331)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2012 R2
セキュリティのみ[4]

Internet Explorer 11
(3192392)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Windows Server 2012 R2
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11
(3185331)

リモートでコードが実行される

警告

MS16-104 の 3185319

Windows RT 8.1
月例のロールアップ[4]

Internet Explorer 11[1][2]
(3185331)

リモートでコードが実行される

緊急

MS16-104 の 3185319

Windows 10 for 32-bit Systems [3]
(3192440)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3185611

Windows 10 for x64-based Systems [3]
(3192440)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3185611

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [3]
(3192441)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3185614

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [3]
(3192441)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3185614

Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems [3]
(3194798)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3189866

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [3]
(3194798)

Internet Explorer 11

リモートでコードが実行される

緊急

3189866

[1]2016 年 1 月 13 日以降の Internet Explorer のサポートの変更に関する情報については、Microsoft サポート ライフサイクルを参照してください。

[2]この更新プログラムは、Windows Update を介して入手できます。

[3]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。今月のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログを介して入手できます。

[4]2016 年 10 月のリリースより、マイクロソフトは、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 用の更新プログラムのサービス モデルを変更します。詳細については、Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデルをさらにシンプルにを参照してください。

注: このセキュリティ情報で説明している脆弱性は、Windows Server 2016 Technical Preview 5 に影響を及ぼします。この脆弱性からシステムを保護するために、このオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる最新の更新プログラムを適用することをお勧めします。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスして、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索すると、更新プログラムの詳細が表示されます (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

この更新プログラムのインストールの他に、このセキュリティ情報で説明されている脆弱性から保護するために実行するべき手順はありますか?
はい。累積的な更新プログラム 3191492 がインストールされている Windows Vista および Windows Server 2008 は、それだけでは CVE-2016-3298 の脆弱性からは完全に保護されません。この脆弱性から完全に保護するには、さらに MS16-126 のセキュリティ更新プログラム 3193515 をインストールする必要があります。

この更新プログラムには、機能に対する追加のセキュリティ関連の変更が含まれていますか? 
はい。このセキュリティ情報で説明している脆弱性についての変更のほか、この更新プログラムにはセキュリティ関連機能を改善する多層防御の変更が含まれています。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、10 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

深刻度の評価および影響の表で、「緊急」、「重要」、および「警告」という値が明記されている場合、それらは深刻度の評価を示します。詳細については、セキュリティ情報の深刻度評価システムを参照してください。表内で使用される次のキーで示される省略形は、最も大きな影響があることを示しています。

省略形

最も大きな影響

RCE

リモートでコードが実行される

EoP

特権の昇格

ID

情報漏えい

SFB

セキュリティ機能のバイパス

 

脆弱性の深刻度の評価および影響

CVE 番号       

脆弱性のタイトル

Internet
Explorer 9

Internet
Explorer 10

Internet
Explorer 11

Windows 10 上の
Internet
Explorer 11

CVE-2016-3267

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2016-3298

Internet Explorer の情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2016-3331

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE
(Win 10 1607
は影響を受けない)

CVE-2016-3382

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2016-3383

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

対象外

CVE-2016-3384

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2016-3385

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2016-3387

Microsoft ブラウザーの特権の昇格の脆弱性

対象外

Windows クライアント:
重要/EOP

Windows サーバー:
注意/EOP

Windows クライアント:
重要/EOP

Windows サーバー:
注意/EOP

Windows クライアント:
重要/EOP

Windows サーバー:
注意/EOP

CVE-2016-3388

Microsoft ブラウザーの特権の昇格の脆弱性

対象外

Windows クライアント:
重要/EOP

Windows サーバー:
注意/EOP

Windows クライアント:
重要/EOP

Windows サーバー:
注意/EOP

Windows クライアント:
重要/EOP

Windows サーバー:
注意/EOP

CVE-2016-3390

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

対象外

対象外

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2016-3391

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

Windows クライアント:
警告/ID

Windows サーバー:
注意/ID

複数の Microsoft Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトにアクセスする方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が複数存在します。この脆弱性を利用すると、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損できる可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。

攻撃者は、この脆弱性を悪用するために特別に細工した Web サイトを Internet Explorer を介してホストし、ユーザーを誘導してその Web サイトを表示させることが可能になります。また、攻撃者は、脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工がされたコンテンツを追加することによって、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを悪用する可能性もあります。しかし、どのような場合でも、攻撃者が制御するコンテンツを強制的にユーザーに表示させることはできません。一般的には電子メールやインスタント メッセージを使ってユーザーを誘導したり、電子メールの添付ファイルを開かせたりすることで、ユーザーに特定の操作を行わせる必要があります。

この更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-3331

なし

なし

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-3383

なし

なし

Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-3384

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を実行しています。これは、これらの脆弱性を緩和しますか? 
はい。既定で、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、セキュリティ強化の構成 (英語情報) と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「問題を緩和する要素」に該当します。

EMET はこれらの脆弱性を悪用しようとする攻撃の緩和に役立ちますか? 
はい。Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) は、セキュリティの緩和策の管理を可能にし、攻撃者による特定のソフトウェアにおけるメモリ破損の脆弱性の悪用を困難にします。EMET は、 EMET がインストールされ、Internet Explorer で動作するように設定がされているシステム上の Internet Explorer において、これらの脆弱性を悪用しようとする攻撃を軽減することができます。

EMET の詳細については、Enhanced Mitigation Experience Toolkit を参照してください。

 

複数のスクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Microsoft ブラウザーでメモリ内のオブジェクトを処理する際に、スクリプト エンジンがレンダリングする方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が複数存在します。この脆弱性を悪用することに成功した攻撃者は、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行し、メモリを破損することが可能になります。

Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者は、この脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトを Internet Explorer や Microsoft Edge を介してホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。攻撃者は「初期化しても安全」と判断された ActiveX コントロールを、スクリプト レンダリング エンジンをホストするアプリケーションや Microsoft Office ドキュメントに埋め込む可能性もあります。また、セキュリティを侵害した Web サイトや、ユーザーからコンテンツや広告の提供を受け付けたりそれらをホストする Web サイトの悪用も考えられます。これらの Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。

この更新プログラムは、スクリプト エンジンがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-3382

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-3385

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-3390

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2012 R2 上で Internet Explorer を実行しています。これは、これらの脆弱性を緩和しますか? 
はい。既定で、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上の Internet Explorer は、セキュリティ強化の構成 (英語情報) と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「問題を緩和する要素」に該当します。

EMET はこれらの脆弱性を悪用しようとする攻撃の緩和に役立ちますか? 
はい。Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) は、セキュリティの緩和策の管理を可能にし、攻撃者による特定のソフトウェアにおけるメモリ破損の脆弱性の悪用を困難にします。EMET は、 EMET がインストールされ、Internet Explorer で動作するように設定がされているシステム上の Internet Explorer において、これらの脆弱性を悪用しようとする攻撃を軽減することができます。

EMET の詳細については、Enhanced Mitigation Experience Toolkit を参照してください。


複数の Internet Explorer の特権の昇格の脆弱性

Internet Explorer や Microsoft Edge がプライベートの名前空間をセキュリティで適切に保護できなかった場合に、複数の特権の昇格の脆弱性が存在します。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者は影響を受けるシステムの名前空間ディレクトリの上位権限を獲得し、特権を昇格させる可能性があります。

こうした脆弱性はそれ自体、任意のコードを自動的に実行することはできません。ただし、これらの脆弱性は、実行時に昇格された特権を利用する可能性があるその他の脆弱性 (リモートでコードが実行される脆弱性や、別の特権の昇格など) と組み合わせて悪用される可能性があります。

この更新プログラムは、Microsoft ブラウザーによる名前空間境界の処理方法を修正することで、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーの特権の昇格の脆弱性

CVE-2016-3387

なし

なし

Microsoft ブラウザーの特権の昇格の脆弱性

CVE-2016-3388

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

 

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性 CVE-2016-3267

Internet Explorer や Edge がメモリ内のオブジェクトを適切に処理しない場合に情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ユーザーのコンピューター上の特定のファイルの存在を検出することが可能になります。Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Web サイトをホストする可能性があります。

また、侵害された Web サイトや、ユーザーが作成したコンテンツや広告を受け入れる、またはホストする Web サイトが、この脆弱性を悪用するように特別に細工されたコンテンツを含める可能性もあります。ただし、どのような場合でも攻撃者は自分が制御するコンテンツの表示をユーザーに強制することはできません。その代わり、攻撃者はユーザーにアクションを起こさせる必要があります。たとえば、攻撃者はユーザーにリンクをクリックさせるように仕向けて、攻撃者のサイトへ誘導する可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、公開を意図していないデータを読み取る可能性があります。この脆弱性は、攻撃者にコードの実行やユーザーの特権の昇格を直接許可するわけではありませんが、影響を受けるブラウザーをさらに侵害する目的で情報の取得に利用される可能性があります。この更新プログラムは、Internet Explorer に返される情報を制限することでこの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-3267

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。


Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性 CVE-2016-3391

Microsoft ブラウザーがメモリに資格情報を残した状態の場合に、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ブラウザー プロセスのメモリ ダンプから資格情報を獲得することが可能になります。攻撃者は、影響を受けるシステムのメモリー ダンプへのアクセスが必要です。

この更新プログラムは、Microsoft ブラウザーがメモリに資格情報を格納する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-3391

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

 

Internet Explorer の情報漏えいの脆弱性 CVE-2016-3298

Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない場合に、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ディスク上の特定のファイルの有無をテストすることが可能になります。攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、悪質な Web サイトにユーザーを誘導する必要があります。

この更新プログラムは、Internet Explorer がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Internet Explorer の情報漏えいの脆弱性

CVE-2016-3298

なし

あり

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/10/12): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V2.0 (2016/12/14): このセキュリティ情報ページを更新し、10 月のセキュリティのみの更新プログラムをインストールする際に特定のお客様で発生した置き換えの問題を解決するために、次の更新プログラムの検出を変更し再リリースしたことをお知らせしました。

    今回の更新は検出の変更のみです。更新プログラムのファイルへの変更はありません。既に正常に更新プログラムをインストールされたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。詳細については、対応するマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

Page generated 2016-12-12 10:58-08:00.
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