マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-121 - 緊急

Microsoft Office 用のセキュリティ更新プログラム (3194063)

公開日: 2016 年 10 月 12 日 | 最終更新日: 2016 年 10 月 13 日

バージョン: 1.1

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office の脆弱性を解決します。Microsoft Office ソフトウェアで RTF ファイルが適切に処理されない場合に、Office RTF にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。

この更新プログラムは、Microsoft Office ソフトウェアが RTF コンテンツを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

この脆弱性の詳細については、「影響を受けるソフトウェアとその脅威の深刻度」のセクションを参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3194063 を参照してください。 

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、10 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。 

Microsoft Office ソフトウェア

影響を受けるソフトウェア

Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2016-7193

置き換えられる更新プログラム*

Microsoft Office 2007

Microsoft Word 2007 Service Pack 3
(3118308)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115465

Microsoft Office 2010

Microsoft Office 2010 Service Pack 2 (32 ビット版)
(3118311)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115468

Microsoft Office 2010 Service Pack 2 (64 ビット版)
(3118311)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115468

Microsoft Word 2010 Service Pack 2 (32 ビット版)
(3118312)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115471

Microsoft Word 2010 Service Pack 2 (64 ビット版)
(3118312)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115471

Microsoft Office 2013

Microsoft Word 2013 Service Pack 1 (32 ビット版)
(3118345)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115449

Microsoft Word 2013 Service Pack 1 (64 ビット版)
(3118345)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115449

Microsoft Office 2013 RT

Microsoft Word 2013 RT Service Pack 1[1]
(3118345)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115449

Microsoft Office 2016

Microsoft Word 2016 (32 ビット版)
(3118331)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115439

Microsoft Word 2016 (64 ビット版)
(3118331)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115439

Microsoft Office for Mac 2011

Microsoft Word for Mac 2011
(3193442)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3186805

Microsoft Office 2016 for Mac

Microsoft Word 2016 for Mac
(3193438)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3186807

その他の Office ソフトウェア

Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 3
(3118307)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-054 の 3115464

Microsoft Word Viewer
(3127898)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-099 の 3115480

[1]この更新プログラムは、Windows Update を介して入手できます。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Updateカタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索すると、更新プログラムの詳細が表示されます (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft Office Services および Web Apps

影響を受けるソフトウェア

Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2016-7193

置き換えられる更新プログラム*

Microsoft SharePoint Server 2010

Microsoft SharePoint Server 2010 Service Pack 2 上の Word Automation Services
(3118377)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3115466

Microsoft SharePoint Server 2013

Microsoft SharePoint Server 2013 Service Pack 1 上の Word Automation Services
(3118352)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3115443

Microsoft Office Web Apps 2010

Microsoft Office Web Apps 2010 Service Pack 2
(3118384)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3115472

Microsoft Office Web Apps 2013

Microsoft Office Web Apps Server 2013 Service Pack 1
(3118360)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3118270

Office Online Server

Office Online Server
(3127897)

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-107 の 3118299

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Updateカタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索すると、更新プログラムの詳細が表示されます (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft Word 2010 をインストールしています。なぜ、3118311 更新プログラムが提供されないのですか?
更新プログラム 3118311 は、特定の構成の Microsoft Office 2010 を実行しているシステムにのみ適用されます。一部の構成では、この更新プログラムは提供されません。

「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」の表に影響を受けるとして特に記載されていないソフトウェアに対して、この更新プログラムが提供されることになりました。なぜ、この更新プログラムが提供されるのですか? 
更新プログラムが、複数の Microsoft Office 製品間で共有されているか同じ Microsoft Office 製品の複数のバージョン間で共有されているコンポーネントに存在する、脆弱性の影響を受けるコードに対応する場合、その更新プログラムは、脆弱性の影響を受けるコンポーネントが含まれるすべてのサポートされる製品およびバージョンに適用可能であると見なされます。

たとえば、更新プログラムが Microsoft Office 2007 製品にのみ適用される場合は、Microsoft Office 2007 が「影響を受けるソフトウェア」の表に明示されている可能性があります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2007、Microsoft Excel 2007、Microsoft Visio 2007、Microsoft 互換機能パック、Microsoft Excel Viewer、その他の Microsoft Office 2007 製品に適用される可能性があります。さらに、更新プログラムが Microsoft Office 2010 製品に適用される場合、「影響を受けるソフトウェア」の表に Microsoft Office 2010 とのみ記載されていることがあります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2010、Microsoft Excel 2010、Microsoft Visio 2010、Microsoft Visio Viewer、その他の Microsoft Office 2010 製品に適用される可能性があります。

この動作と推奨アクションの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 830335 を参照してください。更新プログラムが適用される可能性のある Microsoft Office 製品については、特定の更新プログラムに関連するマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性

Microsoft Office ソフトウェアで RTF ファイルが適切に処理されない場合に、Office RTF にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが影響を受けるバージョンの Microsoft Office ソフトウェアで、特別に細工されたファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。電子メールの攻撃シナリオでは、攻撃者は特別に細工したファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者は、この脆弱性の悪用を意図したファイルを含む Web サイトをホストする (またはユーザーが提供するコンテンツを受け入れるかホストする侵害された Web サイト利用する) 可能性があります。しかし、いかなるケースでも、攻撃者はユーザーに Web サイトを見るよう強制することはできません。その代わり、通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導により、ユーザーにリンクをクリックさせ、特別に細工されたファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。

この更新プログラムは、Microsoft Office ソフトウェアが RTF コンテンツを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、この脆弱性を他の脆弱性と組み合わせて利用してコードを実行する限定的な攻撃を確認しました。

次の表に、Common Vulnerabilities and Exposures リストの脆弱性の標準エントリへのリンクを示します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性

CVE-2016-7193

なし

あり

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開情報については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。 

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/10/12): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/10/13): このセキュリティ情報ページを更新し、脅威の深刻度を「緊急」に変更しました。これは情報のみの変更です。
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