マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-130 - 緊急

Microsoft Windows 用のセキュリティ更新プログラム (3199172)

公開日: 2016 年 11 月 9 日 | 最終更新日: 2016 年 12 月 14 日

バージョン: 2.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows の脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ローカルで認証された攻撃者が特別に細工されたアプリケーションを実行した場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度が「緊急」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは次の方法で脆弱性を解決します。

  • Windows 入力方式エディター (IME) が DLL を読み込む方法を修正する。
  • スケジュールされたタスクでは、強化された UNC パスの使用を要求する。

この脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3199172 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、11 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。


オペレーティング システム

Windows IME の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-7221

タスク スケジューラの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-7222

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-7212

置き換えられる更新プログラム

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Vista Service Pack 2
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3197867)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3197868)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185330

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3197867)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3197868)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185330

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3197867)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3197868)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185330

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3197867)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3197868)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185330

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3197873)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3197874)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185331

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3197873)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3197874)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185331

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3197876)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2012
(3197877)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185332

Windows Server 2012 R2
(3197873)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2012 R2
(3197874)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185331

Windows RT 8.1

Windows RT 8.1[1]
(3197874)
月例のロールアップ [3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185331

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [2]
(3198585)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3192440

Windows 10 for x64-based Systems [2]
(3198585)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3192440

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [2]
(3198586)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3192441

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [2]
(3198586)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3192441

Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems [2]
(3200970)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3194798

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [2]
(3200970)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3194798

Windows Server 2016

Windows Server 2016 for x64-based Systems [2]
(3200970)

重要 
特権の昇格

重要 
特権の昇格

緊急 
リモートでコードが実行される

3194798

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3193418)

重要 
特権の昇格

なし

なし

MS15-0203033889

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3196718)

なし

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

MS16-1163184122

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3197867)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(Server Core インストール)
(3197868)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185330

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3197876)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3197877)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185332

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3197873)
セキュリティのみ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3197874)
月例のロールアップ[3]

重要 
特権の昇格

なし

緊急 
リモートでコードが実行される

3185331

Windows Server 2016 for x64-based Systems [2](Server Core インストール)
(3200970)

重要
特権の昇格

重要
特権の昇格

緊急
リモートでコードが実行される

3194798

[1]この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手できます。

[2]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。月例のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログから入手できます。

[3]2016 年 10 月のリリースより、マイクロソフトは Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 の更新プログラムのサービス モデルを変更しました。詳細については、「Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデルをさらにシンプルに」を参照してください。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

注: このセキュリティ情報で説明されている脆弱性は、Windows Server 2016 Technical Preview 5 に影響を及ぼします。マイクロソフトは、脆弱性から保護するため、このオペレーティング システムをご利用のお客様に最新の更新プログラムの適用を推奨しています。これは、Windows Update を介して入手できます。 

Windows IME の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-7221

Windows 入力方式エディター (IME) が DLL の読み込みを適切に処理しない場合に、Windows に特権の昇格の脆弱性が存在します。IME を使用していない場合は影響ありません。 

この脆弱性を悪用するために、ローカルで認証された攻撃者が特別に細工したアプリケーションを実行する可能性があります。

この更新プログラムは、Windows 入力方式エディター (IME) が DLL を読み込む方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows IME の特権の昇格の脆弱性

CVE-2016-7221

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。


タスク スケジューラの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2016-7222

ユーザーが UNC パスを使用するタスクを作成した場合に、タスク スケジューラに特権の昇格の脆弱性が存在します。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により昇格されたアクセス許可で任意のコードが実行される可能性があります。

この脆弱性を悪用するために、ローカルで認証された攻撃者が Windows タスク スケジューラを使用して、特別に細工された UNC パスが含まれる新しいタスクをスケジュールする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、タスク スケジューラが特別に細工された UNC パスを処理する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

タスク スケジューラの特権の昇格の脆弱性

CVE-2016-7222

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、次のような脆弱性の問題を緩和する要素を確認しています。

  • この種の攻撃を防ぐのにエンタープライズ ペリメーター ファイアウォールを使用できます。エンタープライズ ペリメーター ファイアウォールの設定方法については、マイクロソフト サポート技術情報 3185535 を参照してください。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2016-7212

Windows のイメージ ファイル読み込み機能が正しくない形式のイメージ ファイルを適切に処理しなかった場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、任意のコードを実行できる可能性があります。

この脆弱性を悪用するには、Web ページまたは電子メール メッセージから正しくない形式のイメージ ファイルをユーザーに読み込ませることが、攻撃者にとっての必要条件となります。

この更新プログラムは、イメージ ファイルのコンテンツが正しく検証されるようにすることで、この脆弱性を解決します。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Windows のリモートでコードが実行される脆弱性

CVE-2016-7212

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2016/11/09): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/11/24): CVE-2016-7222 の脆弱性の説明を更新しました。これは情報のみの変更です。
  • V2.0 (2016/12/14): このセキュリティ情報ページを更新し、11 月のセキュリティのみの更新プログラムをインストールする際に特定のお客様で発生した置き換えの問題を解決するために、次の更新プログラムの検出を変更し再リリースしたことをお知らせしました。

    今回の更新は検出の変更のみです。更新プログラムのファイルへの変更はありません。既に正常に更新プログラムをインストールされたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。詳細については、対応するマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

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