マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-007 - 緊急

Microsoft Edge 用のセキュリティ更新プログラム (4013071)

公開日: 2017 年 3 月 15 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Edge の脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Microsoft Edge を使用して表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows 10 上の Microsoft Edge については深刻度が「緊急」、Windows Server 2016 上の Microsoft Edge については「警告」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

この更新プログラムは、Microsoft Edge がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。

これらの脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 4013071 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

注: セキュリティ更新プログラム情報の新しい利用方法の詳細については、Security Update Guide (セキュリティ更新プログラム ガイド)を参照してください。ビューのカスタマイズや影響を受けるソフトウェアの一覧の作成だけでなく、RESTful API を使ってデータをダウンロードすることもできます。詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイドに関する FAQ」を参照してください。既にお知らせしたように、セキュリティ更新プログラムの情報は、セキュリティ情報サイトではなく、セキュリティ更新プログラム ガイドで公開されます。詳細については、ブログ記事「セキュリティ更新プログラムに対するコミットメントの促進について」を参照してください。

Microsoft Edge の影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システム

コンポーネント

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Microsoft Edge

Windows 10 for 32-bit Systems [1]
(4012606)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

緊急

3210720

Windows 10 for x64-based Systems [1]
(4012606)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

緊急

3210720

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [1]
(4013198)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

緊急

3210721

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [1]
(4013198)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

緊急

3210721

Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems [1]
(4013429)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

緊急

3213986

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [1]
(4013429)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

緊急

3213986

Windows Server 2016

Windows Server 2016 for x64-based Systems [1]
(4013429)

Microsoft Edge

リモートでコードが実行される

警告

3213986

[1]Windows 10 および Windows Server 2016 の更新プログラムは累積的です。月例のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログから入手できます。2016 年 12 月 14 日から、Windows 10 と Windows Server 2016 の累積的な更新プログラムの詳細は、リリース ノートに記載されています。OS ビルド番号、既知の問題、および影響を受けるファイルの一覧情報については、リリース ノートを参照してください。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索すると、更新プログラムの詳細が表示されます (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

このセキュリティ情報で説明されている PDF ライブラリの脆弱性は、3 月にリリースされた Windows PDF のセキュリティ情報 (MS17-009) でも説明されています。この脆弱性から保護するには、特定のシステムと Microsoft Edge の構成用に、複数の更新プログラムをインストールする必要がありますか? 
いいえ。Windows 10 を実行しているシステムを CVE-2017-0023 から保護するには、1 つの累積的な更新プログラムのみインストールする必要があります。Windows 10 において、この脆弱性に対するセキュリティ修正は、累積的な更新プログラムで提供している Microsoft Edge コンポーネントに含まれているため、Microsoft Edge のセキュリティ情報にも PDF ライブラリの脆弱性について記載されています。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

深刻度の評価および影響の表で、「緊急」、「重要」、および「警告」という値が明記されている場合、それらは深刻度の評価を示します。詳細については、「セキュリティ情報の深刻度評価システム」を参照してください。表内で使用される次のキーで示される省略形は、最も大きな影響があることを示しています。

省略形

最も大きな影響

RCE

リモートでコードが実行される

EoP

特権の昇格

ID

情報漏えい

SFB

セキュリティ機能のバイパス

 


脆弱性の深刻度の評価および影響

CVE 番号

脆弱性のタイトル

Microsoft Edge

CVE-2017-0009

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2017-0010

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0011

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2017-0012

Microsoft ブラウザーのなりすましの脆弱性

Windows クライアント:
重要/なりすまし

Windows サーバー:
注意/なりすまし

CVE-2017-0015

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 および Windows 10 version 1511 のみが影響を受ける)

CVE-2017-0017

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2017-0023

Microsoft PDF のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0032

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0033

Microsoft ブラウザーのなりすましの脆弱性

Windows クライアント:
重要/なりすまし

Windows サーバー:
注意/なりすまし

CVE-2017-0034

Microsoft Edge のメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 Version 1607 のみが影響を受ける)

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0035

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0037

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0065

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2017-0066

Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
注意/SFB

CVE-2017-0067

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0068

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

Windows クライアント:
重要/ID

Windows サーバー:
注意/ID

CVE-2017-0069

Microsoft Edge のなりすましの脆弱性

Windows クライアント:
重要/なりすまし

Windows サーバー:
注意/なりすまし

CVE-2017-0070

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0071

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 Version 1511 および 1607 のみが影響を受ける)

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0094

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0131

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
重要/RCE

Windows サーバー:
注意/RCE

CVE-2017-0132

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0133

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 Version 1511 および 1607 のみが影響を受ける)

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0134

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0135

Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパス

Windows クライアント:
重要/SFB

Windows サーバー:
注意/SFB

CVE-2017-0136

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 Version 1607 のみが影響を受ける)

CVE-2017-0137

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0138

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0140

Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパス

Windows クライアント:
重要/SFB
(Windows 10 Version 1607 のみが影響を受ける)

Windows サーバー:
注意/SFB

CVE-2017-0141

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0150

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 Version 1607 のみが影響を受ける)

Windows サーバー:
警告/RCE

CVE-2017-0151

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

Windows クライアント:
緊急/RCE
(Windows 10 Version 1607 のみが影響を受ける)

Windows サーバー:
警告/RCE

複数の Microsoft スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

影響を受ける Microsoft スクリプト エンジンが Microsoft ブラウザーでメモリ内のオブジェクトを処理する際にレンダリングする方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が複数存在します。これらの脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。これらの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしているときに、攻撃者によりこれらの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピューターが制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者は Microsoft ブラウザーを介してこれらの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。攻撃者は「初期化しても安全」と判断された ActiveX コントロールを、Edge レンダリング エンジンをホストするアプリケーションや Microsoft Office ドキュメントに埋め込む可能性もあります。また、攻撃者は侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れる、またはホストする Web サイトを利用する可能性があります。これらの Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受ける Microsoft のスクリプト エンジンがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0010

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0015

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0032

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0035

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0067

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0070

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0071

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0094

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0131

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0132

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0133

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0134

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0136

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0137

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0138

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0141

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0150

なし

なし

スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0151

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

複数の Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

影響を受けるコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを処理する方法に、情報漏えいの脆弱性が複数存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、標的のシステムをさらに侵害する情報を取得する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、これらの脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれる場合もあります。しかし、どのような場合でも、攻撃者が制御するコンテンツをユーザーに強制的に表示させることはできません。その代わり、攻撃者はユーザーにアクションを起こさせる必要があります。たとえば、攻撃者はユーザーにリンクをクリックさせるように仕向けて、攻撃者のサイトへ誘導する可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受けるコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

CVE-2017-0009

なし

なし

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

CVE-2017-0011

なし

なし

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

CVE-2017-0017

なし

なし

Microsoft ブラウザーの情報漏えいの脆弱性

CVE-2017-0065

あり

なし

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性

CVE-2017-0068

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

複数の Microsoft Edge のなりすましの脆弱性

Microsoft ブラウザーが HTTP 応答を正しく解析しない場合になりすましの脆弱性が存在します。攻撃者がこれらの脆弱性を悪用した場合、ユーザーを誘導して特別に細工された Web サイトにリダイレクトする可能性があります。特別に細工された Web サイトは、なりすましたコンテンツを表示したり、Web サービスの他の脆弱性を利用した攻撃に連結させたりする可能性があります。

これらの脆弱性の悪用には、ユーザーが特別に細工された URL をクリックする必要があります。電子メールの攻撃シナリオでは、ユーザーに URL をクリックさせるように誘導するため、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージをユーザーに送信する可能性があります。

Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者は、ユーザーには正当な Web サイトであるかのように表示される、特別に細工された Web サイトをホストする可能性があります。ただし、攻撃者は、特別に細工された Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導により、ユーザーに特別に細工された Web サイトにアクセスさせ、Web サイトのコンテンツを操作させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

この更新プログラムは Microsoft ブラウザーが HTTP 応答を解析する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーのなりすましの脆弱性

CVE-2017-0012

あり

なし

Microsoft ブラウザーのなりすましの脆弱性

CVE-2017-0033

あり

なし

Microsoft Edge のなりすましの脆弱性

CVE-2017-0069

あり

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2017-0037

Microsoft Edge がメモリ内のオブジェクトに不適切にアクセスする場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。

攻撃者は Microsoft Edge を介してこの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。また、攻撃者は、脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工がされたコンテンツを追加することによって、侵害された Web サイトとユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを悪用する可能性もあります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導により、または電子メールで送信された添付ファイルを開かせることにより、ユーザーに操作を実行させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

攻撃者があらゆるコードを実行できる状態になるには、この脆弱性を他の脆弱性と併せて悪用する必要があります。攻撃者が複数の脆弱性を組み合わせて脆弱性を悪用するためのチェーンの形成に成功した場合、攻撃者が現在のユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

この更新プログラムは、Microsoft Edge がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft ブラウザーのメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0037

あり

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Microsoft PDF のメモリ破損の脆弱性 CVE – 2017-0023

Microsoft Windows PDF ライブラリがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理した場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

Microsoft Edgeを既定のブラウザーとした Windows 10 でこの脆弱性を悪用するには、攻撃者は悪意のある PDF コンテンツを含む特別に細工された Web サイトをホストし、ユーザーにその Web サイトを閲覧させる可能性があります。また、攻撃者は、特別に細工された PDF コンテンツを Web サイトに追加することで、侵害された Web サイトまたはユーザーが提供したコンテンツや広告を承諾またはホストする Web サイトを悪用する可能性もあります。Microsoft Edge を既定のブラウザーとした Windows 10 のみ、Webサイトを閲覧することでセキュリティを侵害されます。その他すべての影響を受けるオペレーティングシステムのブラウザーは、自動で PDF コンテンツを表示しないため、攻撃者が制御したコンテンツをユーザーに強制的に閲覧させる手段はありません。代わりに、通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導、または電子メールへの添付ファイルという方法で、攻撃者はユーザーに特別に細工された PDF コンテンツを開かせる必要があります。

この更新プログラムは、影響を受けるシステムがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することで、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft PDF のメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0023

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

複数の Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

Microsoft Edge が他のブラウザー ウィンドウに表示されている HTML 要素に対して同一原点ポリシーを正しく適用できなかった場合に、セキュリティ機能のバイパスの脆弱性が複数存在します。

攻撃者は、ユーザーを誘導して悪意のあるコンテンツが含まれているページを読み込ませる可能性があります。これらの脆弱性を悪用するには、攻撃者はユーザーがページを読み込んだり、閲覧したりするように仕向ける必要があります。また、ページが、侵害されたサイトや広告ネットワークに挿入されている可能性もあります。

この更新プログラムは、他のブラウザー ウィンドウに表示されている HTML 要素を操作しようとするスクリプトを対象とする同一原点ポリシー チェックの方法を修正して、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

CVE-2017-0066

なし

なし

Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

CVE-2017-0135

なし

なし

Microsoft Edge のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性

CVE-2017-0140

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、これらの脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策を確認していません。

Microsoft Edge のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2017-0034

Microsoft Edge がメモリ内のオブジェクトに不適切にアクセスする場合に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性では、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行するような方法で、メモリを破損する可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

攻撃者は Microsoft Edge を介してこの脆弱性を悪用することを目的として特別に細工した Web サイトをホストし、その Web サイトを表示するようにユーザーを誘導する可能性があります。また、攻撃者は、脆弱性を悪用する可能性のある特別な細工がされたコンテンツを追加することによって、侵害された Web サイトとユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを悪用する可能性もあります。しかし、すべての場合において、強制的にユーザーに攻撃者が制御するコンテンツを表示させることはできません。その代わり、通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導により、または電子メールで送信された添付ファイルを開かせることにより、ユーザーに操作を実行させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

この更新プログラムは、Microsoft Edge がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft Edge のメモリ破損の脆弱性

CVE-2017-0034

なし

なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、「謝辞」を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2017/03/15): このセキュリティ情報ページを公開しました。
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