マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-016 - 重要

Windows IIS 用のセキュリティ更新プログラム (4013074)

公開日: 2017 年 3 月 15 日

バージョン: 1.0

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) の脆弱性を解決します。この脆弱性により、影響を受ける Microsoft IIS Server によってホストされている特別に細工された URL をユーザーがクリックした場合に、特権の昇格が起こる可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ユーザーのブラウザーでスクリプトを実行して、Web セッションから情報を取得できる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度が「重要」と評価されています。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft IIS Server が Web 要求をサニタイズする方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 4013074 を参照してください。

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受ける各ソフトウェアの深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

オペレーティング システム

Microsoft IIS Server XSS の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2017-0055

置き換えられる更新プログラム*

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows 7



Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(4012212)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(4012215)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3212646

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(4012212)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(4012215)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3212646

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(4012212)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(4012215)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3212646

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(4012212)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(4012215)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3212646

Windows 8.1

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(4012213)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(4012216)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3205401

Windows 8.1 for x64-based Systems
(4012213)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(4012216)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3205401

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(4012214)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2012
(4012217)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3205409

Windows Server 2012 R2
(4012213)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2012 R2
(4012216)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3205401

Windows RT 8.1

Windows RT 8.1[2]
(4012216)
月例のロールアップ

重要
特権の昇格

3205401

Windows 10

Windows 10 for 32-bit Systems [3]
(4012606)

重要
特権の昇格

3210720

Windows 10 for x64-based Systems [3]
(4012606)

重要
特権の昇格

3210720

Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems [3]
(4013198)

重要
特権の昇格

3210721

Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems [3]
(4013198)

重要
特権の昇格

3210721

Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems [3]
(4013429)

重要
特権の昇格

3213986

Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems [3]
(4013429)

重要
特権の昇格

3213986

Windows Server 2016

Windows Server 2016 for x64-based Systems [3]
(4013429)

重要
特権の昇格

3213986

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(4012373)

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(4012212)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(Server Core インストール)
(4012215)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3212646

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(4012214)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(4012217)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3205409

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(4012213)
セキュリティのみ[1]

重要
特権の昇格

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(4012216)
月例のロールアップ[1]

重要
特権の昇格

3205401

Windows Server 2016 for x64-based Systems [3](Server Core インストール)
(4013429)

重要
特権の昇格

3213986

[1] 2016 年 10 月のリリースより、マイクロソフトは、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 の更新プログラムの提供モデルを変更しました。詳細については、「Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデルをさらにシンプルに」を参照してください。

[2]この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手できます。

[3]Windows 10 および Windows Server 2016 の更新プログラムは累積的です。月例のセキュリティ リリースには、セキュリティ以外の更新プログラムに加えて、Windows 10 に影響する脆弱性のすべてのセキュリティ修正プログラムが含まれています。これらの更新プログラムは、Microsoft Update カタログから入手できます。2016 年 12 月 14 日から、Windows 10 と Windows Server 2016 の累積的な更新プログラムの詳細は、リリース ノートに記載されています。

*置き換えられる更新プログラム列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索すると、更新プログラムの詳細が表示されます (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft IIS Server XSS の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2017-0055

Microsoft IIS Server が、特別に細工された要求を適切にサニタイズしない場合に、特権の昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステム上でクロスサイト スクリプト攻撃を実行し、現在のユーザーのセキュリティ コンテキストでスクリプトを実行する可能性があります。これらの攻撃により攻撃者は、許可されていないコンテンツを読んだり、被害者の ID を利用して被害者になりすまして操作を実行したり、被害者のブラウザーに悪意あるコンテンツを挿入したりする可能性があります。

この脆弱性を悪用するには、ユーザーが特別に細工された URL をクリックする必要があります。

電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージをユーザーに送信し、特別に細工した URL をユーザーにクリックさせることで、この脆弱性を悪用する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオでは、特別に細工された URL を含む Web サイトをホストすることが、攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れたりホストしたりする Web サイトに、特別に細工したコンテンツが含まれていて、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させるインスタント メッセンジャーまたは電子メールのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、特別に細工された URL を使用してユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft IIS Server が Web 要求をサニタイズする方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル

CVE 番号

一般に公開

悪用

Microsoft IIS Server XSS の特権の昇格の脆弱性

CVE-2017-0055

なし

なし


問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、「謝辞」を参照してください。

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

  • V1.0 (2017/03/15): このセキュリティ情報ページを公開しました。
Page generated 2017-03-11 14:42-08:00.
表示: