リリース ノート: Windows 7 の今回のベータ版における重要な問題
本リリース ノートでは、Windows® 7 オペレーティング システムの今回のベータ版に関する重大な問題に関する最新情報を提供しています。重大性の低い問題については、「Windows 7 の今回のベータ版に関する注意事項」( https://technet.microsoft.com/library/dd379462.aspx) を参照してください。特に指定のない限り、このリリース ノートの情報は、各セクションに記載されている機能をサポートする Windows 7 のすべてのエディションに適用されます。
Microsoft®ナレーターで、コマンド ラインの情報が正しく読み上げられません。この問題は、マイクロソフト以外のスクリーン リーダー アプリケーションでも発生する可能性があります。
この問題を修正するには、コマンド プロンプトを管理者特権で実行します。
この問題は、64 ビット版の Windows 7 のみで発生します。
Apple iTunes をダウンロードしてインストールしようとすると、64 ビット版ではなく 32 ビット版がインストールされます。そのため、iPhone と同期できなくなります。
この問題を回避するには、 http://www.apple.com/support/downloads/itunes801forwindows64bit.html (英語) から 64 ビット版をインストールします。
- Windows Vista コンピューターの復元ウィザードを使用して、バックアップしたファイルを Windows 7 コンピューターから Windows Vista®コンピューターに復元すると、復元に失敗します。この問題を回避するには、バックアップ ファイルが保存されている場所にある Mediaid.bin ファイルを探します。このファイルは、コンピューターと同じ名前のディレクトリにあります。Mediaid.bin ファイルを 1 つ上のレベルに移動して、このファイルがコンピューターと同じ名前のディレクトリ内ではなく、このディレクトリと同じレベルに存在するようにします。
- システム イメージ バックアップを復元ポイントとして使用しようとすると、システムの復元が応答しなくなります。システム イメージ バックアップを復元ポイントとして選択しないでください。システムの復元ウィザードで、[Type] (種類) 列を確認し、バックアップの種類が "バックアップ" 以外に設定されていることを確認します。この問題が既に発生している場合は、システムの復元を再起動して、システム イメージ バックアップではない別の復元ポイントからバックアップを復元します。
- Windows バックアップ ウィザードを使用して作成したシステム イメージ バックアップは、新しいハードウェアへの復元に使用できません。また、バックアップの作成後にコンピューターのディスク レイアウトを変更すると、バックアップを使用してコンピューターのイメージを再作成できません。この問題を回避するには、Windows バックアップ ウィザードの代わりに、コントロール パネルの [バックアップと復元] で [システム イメージの作成] を使用して、システム イメージ バックアップを作成します (ただし、使用しているエディションによっては、この機能が提供されていない場合もあります)。この問題が既に発生している場合は、最新のバックアップの仮想ハード ディスクをマウントしてユーザー データの取得を試行する以外に解決策はありません。
BitLocker ドライブ暗号化は、拡張ファイル アロケーション テーブル (exFAT) ファイル システムを使用するドライブではサポートされていません。BitLocker ドライブ暗号化は、FAT または FAT32 でフォーマットされたドライブで使用してください。
Windows 7 の一部のエディションでは、DirectAccess 用に名前解決ポリシー テーブルを構成すると、コンピューターが応答を停止し、再起動を繰り返すことがあります。
この問題が発生する場合は、その名前解決ポリシー テーブルをコンピューターから削除します。現時点では、他の解決策はありません。
- Adobe®Reader®プラグインを使用しているブラウザーから PDF ドキュメントを印刷しようとすると、操作が失敗します。 この問題を回避するには、PDF ドキュメントをディスクに保存してから、スタンドアロンの Adobe Reader、Adobe Acrobat などの PDF ファイルを表示して印刷できる任意のアプリケーションでドキュメントを開いて印刷します。
- フィード (RSS、Atom など) がバックグラウンドで正常に更新されないことがあります。 この問題を修正するには、コマンド プロンプトを開いて次のコマンドを実行します。 msfeedssync disablefor /f "tokens=3" %i in ('reg query hkcu\software\microsoft\feeds /v synctask') do schtasks /delete /tn "%i"(エラーが発生しても、エラーを無視して次のコマンドを実行できます。) reg delete hkcu\software\microsoft\feeds /v synctaskmsfeedssync enable次のコマンドが正常に実行されたら、問題が修復されたことになります。for /f "tokens=3" %i in ('reg query hkcu\software\microsoft\feeds /v synctask') do schtasks /run /tn "%i"
今回のベータ版の一部のエディションでは、Windows Update で今回のベータ版で使用できる言語パックが 1 つも表示されません。
使用しているエディションでこの問題が発生している場合、現時点では解決策はありません。
モバイル ブロードバンド ソフトウェアによっては正しくインストールされないことがあり、デバイスによっては検出されないことやインターネットに接続できないことがあります。
今回のベータ版でインターネットへの接続が確認されているデバイスの現時点での一覧、および他のデバイスやソフトウェア向けの簡単な解決策については、 https://blogs.technet.com/teamdhcp/archive/2009/01/02/my-mobile-broadband-card-does-not-work.aspx (英語) を参照してください。
MP3 ファイルを (手動または自動で) Windows Media Player または Windows Media Center のライブラリに追加した場合、またはファイルのメタデータを Windows エクスプローラーで編集した場合、数秒分のオーディオ データがファイルの冒頭から永続的に削除されることがあります。この問題は、ファイルをインポートまたは編集する前に、サムネイルまたはサイズの大きいその他のメタデータがファイルに含まれていると発生します。
この問題を回避するには、リムーバブル メディアまたはネットワーク共有上のファイルも含め、Windows 7 を実行しているコンピューターからアクセスできるすべての MP3 ファイルを読み取り専用に設定します。ファイルを読み取り専用に設定するには、Windows エクスプローラーで、ファイルがある場所に移動して、ファイルを右クリックし、[プロパティ]、[全般] タブの順にクリックして、[読み取り専用] チェック ボックスをオンにします。また、Windows Media Player または Windows Media Center を使用する前に、すべての MP3 ファイルをバックアップします。
一部のファイルで既にこの問題が発生している場合は、"以前のバージョン" 機能を使用してデータを回復できます。データを回復するには、ファイル名を右クリックし、[プロパティ]、[以前のバージョン] タブの順にクリックして、[ファイルのバージョン] ウィンドウで、以前のバージョンのうち最新のものを選択します。
一部のエディションの既定の設定では、コンピューターがスリープ状態から再開する際にパスワードを要求するよう構成されていません。
この問題を修正するには、コントロール パネルの [電源オプション] で、[Prompt for Password on Resume] (スタンバイから回復するときにパスワードの入力を求める) 設定を有効にします。
- サポートされているのは、64 ビットの接続マネージャー プロファイルのみです。64 ビットのプロファイルは 32 ビットのオペレーティング システムでは動作しません。32 ビットのクライアント コンピューターに 32 ビットのプロファイルを作成するには、接続マネージャー管理キットを使用します。
- インターネット キー交換バージョン 2 を使用した仮想プライベート ネットワーク (VPN) 経由で接続しているユーザーは、コンピューターの再起動時に、ネットワーク間で VPN 接続をシームレスに切り替えることができません。この問題を修正するには、ネットワークを切り替える前に、ユーザーはルーティングとリモート アクセス (RRAS) の Mobility Manager タスクを手動で起動する必要があります。
- [使用可能なネットワークの表示] ウィンドウに、ダイヤルアップのマルチリンク VPN 接続の正確な状態が表示されません。ダイヤルアップのマルチリンク VPN 接続の状態を確認するには、コントロール パネルの [ネットワーク接続] (ncpa.cpl) を使用してください。
- パスワード認証プロトコル (PAP)、チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル (CHAP)、または Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 2 (MS-CHAPv2) のユーザー名の認証資格情報に国際的な文字を使用している場合、Windows Server® 2008 R2 のネットワーク ポリシー サーバー (NPS) で資格情報を認証できません。この問題を回避するには、PAP、CHAP、または MS-CHAPv2 のユーザー名に国際的な文字を使用しないでください (Windows Server 2008 R2 の NPS を使用している場合、認証は正常に行われます)。
今回のベータ版にアップグレードすると、お気に入りの iSCSI ターゲット接続が保持されず、構成情報が失われるので、iSCSI イニシエーターに接続しているディスクにアクセスできなくなります。
この問題を回避するには、今回のベータ版にアップグレードする前に iSCSI に接続しているディスクの構成を確認し、アップグレードが完了したら iSCSI イニシエーターに接続を再度追加します。チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル (CHAP) セキュリティが採用されている高度な接続を使用している場合、CHAP シークレットなどの詳細設定にも注意する必要があります。
既にこの問題が発生している場合は、iSCSI ターゲットに再接続して、その iSCSI ターゲットをお気に入りの接続としてマークする必要があります。
XDDM ドライバーを使用しているシステムでは、応答が完全に停止するいくつかのシナリオがあります。コンピューターが Ctrl + Alt + Delete キーに応答しなくなり、コンピューターの電源をいったん切ってから再起動する必要があります (この操作を実行すると、保存していないデータが失われるおそれがあります)。
この問題が発生することが確認されているシナリオには、次のようなものがあります。
- Winsat.exe または "お使いのコンピューターのパフォーマンスの評価と改善" ツールを使用した場合
- マルチモニター構成を変更した場合
- DVD または他のビデオを再生した場合
この問題を回避するには、XDDM ドライバーは使わずに、適切な WDDM ドライバーを探して使用します。(Intel 915 など) ビデオ チップセットに WDDM ドライバーが用意されていない場合は、WDDM ドライバーがサポートされている VGA ドライバーまたは GPU を使用します。
この問題がセットアップ時に発生した場合は、無人セットアップを実行しないか、XDDM ドライバーをアンインストールして、セットアップが完了するまで VGA ドライバーを使用します。
- Windows Media Center では、Protected Broadcast Driver Architecture (PBDA) ドライバーに対応していない一部の地上デジタル チューナーまたは衛星デジタル チューナーを認識しません。OEM (相手先ブランド供給) コンピューターに搭載されている Windows Media Center 準拠のチューナーのみを使用してください。
- Integrated Services Digital Broadcasting (ISDB) のコンテンツが Windows Media Center Extender デバイスで再生されません。現時点では、この問題の解決策はありません。
- Windows Media Center セッションを開始し、いずれのキーも押さない場合、スクリーン セーバーが有効になりません。この問題を回避するには、開始画面で任意のアイテムを選択します。
- 録画を予約済みで、Windows Media Center が繰り返しスリープ状態になる場合、テレビを見ようとするとビデオ オーバーレイのエラーが発生する、ファイルを保存したときに空きディスク領域がない、ディスク領域の不足により録画が削除されるなど、多くの問題が発生することがあります。この問題を回避するには、Windows Media Center の実行中や録画を予約している間は、電源オプションを使用してコンピューターのスリープ機能をオフにします。この問題が既に発生している場合は、コンピューターを再起動して、Windows Media Center でテレビを開始します。
- Windows Vista コンピューターを Windows 7 にアップグレードした場合、Windows Media Center で DVD にコンテンツを書き込めないことがあります。この問題を修正するには、Regedit.exe を使用して次のレジストリ キーを追加します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Media Center\Extensibility\Entry Points\{1beb699f-dc1e-41a7-a31a-d4b339d21f42} "AddIn"="SonicMCEPlugIn.SonicDiscWriter, SonicMCEBurnEngine,Culture=Neutral,Version=6.1.0.0,PublicKeyToken=31bf3856ad364e35"
- Windows Media Center TV Pack 2008 がインストールされているコンピューター、または Windows 7 の今回のベータ版よりも前のリリースを実行しているコンピューターをアップグレードした場合、Windows Media Center の Guide Search (ガイド検索) を使用してタイトル、キーワード、出演者、または監督で検索しても、結果が返されません。 この問題を修正するには、タスク スケジューラを再構成します。タスク スケジューラを再構成するには
Windows Media Center を終了し、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[タスク スケジューラ] の順にクリックして、タスク スケジューラを起動します。
タスク スケジューラ ライブラリで、[Microsoft]、[Windows]、[Media Center] の順にポイントします。
中央のウィンドウで、Windows Media Center のタスクの一覧をスクロールして、[RegisterSearch] (RegisterSearch) を探します。
[RegisterSearch] (RegisterSearch) を右クリックし、[Run] (タスクの実行) をクリックします。
タスク スケジューラを終了し、数分待ってから Guide Search (ガイド検索) を使用します。
- 今回のベータ版のインストール直後に Windows Media Center を使用すると、セットアップ エラーや再生エラーが発生したり、Windows Media Center が応答を停止したりすることがあります。 この問題を回避するには、Windows Media Center を使用する前に次の更新プログラムを (Windows Update を使用して、またはこれらのリンクから直接ダウンロードして) インストールする必要があります。 32 ビット版の Windows 7 の場合: https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=a754008b-d574-4e39-b4ba-67b859a242b7 (英語) 64 ビット版の Windows 7 の場合: https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=0c56bf3c-9370-4fda-b4c8-5dc63d55626d (英語)
今回のベータ版では、ストリーミング メディア サービス テクノロジを利用できません。これには、Windows Media サービス用のリモート サーバー管理ツールも含まれます。
ストリーミング ネットワーク インフラストラクチャの重要な要素を構成している Windows Vista コンピューターのオペレーティング システムは、このベータ版にアップグレードしないでください。
Windows Search 対応のコンピューター (Windows Search がインストールされた Windows 7、Windows Vista、または Windows XP) を使用している場合、パス名が 128 文字よりも長いカスタムのインデックスの場所を選択していると、コンピューターを今回のベータ版にアップグレードすると、インデクサーが起動しません。検索機能、および一部のライブラリの表示が影響を受けます。
この問題を回避するには、パス名が 128 文字より短い別の場所にインデックスを移動してから、今回のベータ版にアップグレードします。
この問題が既に発生している場合は、コントロール パネルのインデックスのオプション ユーティリティで、[詳細オプション] ウィンドウの [Restore Defaults] (既定値に戻す) ボタンをクリックしてインデクサーをリセットします。
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