Windows 7 の今回のベータ版に関する注意事項
本リリース ノートでは、Windows® 7 オペレーティング システムの今回のベータ版に関して、「リリース ノート: Windows 7 の今回のベータ版における重要な問題」 ( https://technet.microsoft.com/library/dd367847.aspx) よりも重大性の低い問題に関する最新情報を提供しています。特に指定のない限り、本リリース ノートの内容は Windows 7 のすべてのエディションとインストール オプションに適用されます。
コンピューターの音声が一定時間アイドル状態になっていると、バッテリを節約するためにオーディオ ドライバーが一時中断したり一時中断から復帰したりするので、カチカチという音が断続的に鳴ることがあります。
対応は不要です。
以下の問題が、アラビア語やヘブライ語など、双方向言語のオペレーティング システムで発生します。
電卓アプリケーションを画面の解像度を上げて使用している場合 (125% の DPI スケールなど)、ユーザー インターフェイスが途切れて表示されることがあります。
この問題を回避するには、電卓アプリケーションを 100% の DPI スケールで使用します。
また、モードを変更したり、さまざまなツールを開いたり閉じたりすると、ユーザー インターフェイスが黒い四角形でブロックされた状態になることがあります。
この問題を修正するには、電卓アプリケーションを最小化してから元のサイズに戻します。
プロファイル ディレクトリ (c:users\<username>) 外のディレクトリを共有している場合、共有ディレクトリの サブディレクトリをプライベートなディレクトリにしようとすると ("Share with no one" (共有なし) アクセス レベルを選択)、親ディレクトリのアクセス許可の制限が緩和されることがあります。
プロファイル ディレクトリ外の共有フォルダーに含まれているサブディレクトリはプライベートなディレクトリにしないでください。
ゲスト モードが有効な標準のユーザー アカウントでログイン中に以下のいずれかの操作を行うと、そのアカウントで次回のログインが失敗します。
- ホームグループ設定の変更
- CardSpace を使用した個人用情報カードの作成
- Adobe Flash Player のインストール
また、ゲスト モードのアカウントで Windows®Media Center を実行しようとすると、Windows Media Center が応答を停止します。
いずれの問題に対しても、現時点では、管理者特権のあるアカウントでログオンしてそのユーザー アカウントのゲスト モードを無効にする以外に解決策はありません。Windows Media Center が応答を停止した場合は、タスク マネージャーを使用して Windows Media Center のプロセスを停止します。
- ホームグループに、ドメインに参加しているコンピューターとドメインに参加していないコンピューターが混在している場合、新しいコンピューターをホームグループに参加させられないことがあります。 この問題を回避するには、新しいコンピューターをホームグループに参加させる前に、ドメインに参加しているコンピューターをすべてシャットダウンするか、スリープ状態にします。
- ホームグループのトラブルシューティング ツールで、問題をさらに詳しく診断するための詳細情報がマイクロソフトへ送信されません。 この問題を修正するには、[コントロール パネル]、[ネットワークとインターネット]、[ネットワークと共有センター]、および [ネットワークの問題の修正] を順にクリックし、[ホームグループのトラブルシューティング ツール] を右クリックします。次に、[管理者として実行] をクリックします。
- ネットワーク プロファイルがパブリックに設定されている場合にホームグループのトラブルシューティング ツールを実行すると、ネットワーク プロファイルが社内にリセットされます。 この問題を修正するには、[ネットワークと共有センター] を開き、[社内ネットワーク] リンクをクリックして、ネットワーク プロファイルを変更します。
- コンピューターがホームグループとホーム ネットワークの両方に参加していいて、VPN 接続または 3G 接続を使用している場合、ホームグループ コンピューターへのアクセスに時間がかかることがあります。 この問題を回避するには、コンピューターがホーム ネットワークに接続しているときは、コンピューターを 3G 接続から切断します。
- コンピューターがホームグループに参加している場合に、2 種類の異なるネットワーク (ワイヤードまたはワイヤレス) に接続された 2 種類の異なるネットワーク インターフェイスを使用すると、[ホームグループ] ノードが Windows エクスプローラーに表示されなくなることがあります。 この問題を回避するには、ホームグループ コンピューターが含まれていないいずれかのネットワークから切断します。
- コンピューターがホームグループに参加している場合、コントロール パネルの [詳細な共有] に、パブリック フォルダーが共有されていることが正確に反映されません。 現時点では、この問題の解決策はありません。
- コンピューターがホームグループに参加している場合、ホームグループの別のコンピューターからファイルにアクセスすると、コンピューターの Jump List (ジャンプ リスト) にリモート ライブラリやアクセスしたファイルが表示されません。この問題は、フォルダー リダイレクトを使用してユーザーのライブラリをサーバーにリダイレクトしている環境でも発生します。 この問題を回避するには、Windows エクスプローラーで汎用名前付け規則 (UNC) パスを使用してリモート ファイルの場所に移動し、各項目をタスク バーにドラッグ アンド ドロップして適切な Jump List (ジャンプ リスト) に登録します。たとえば、リモート コンピューターの \Libraries\Documents に移動するのではなく、\Users\username\Documents というパスを使用する必要があります。
赤外線レシーバーを使用してテレビのリモート信号をコンピューターに中継している場合、コンピューターがスリープ状態からの再開に失敗することがあります。
この問題を回避するには、赤外線レシーバーを切断します。この問題が既に発生している場合は、コンピューターを再起動します。
- 開発者ツールを開いていても、ブラウザー ウィンドウに固定していない場合、現在のサイトとセキュリティ ゾーンが異なるサイトに移動すると、ツールは閉じます。 この問題を回避するには、ツールをブラウザー ウィンドウに固定したままにします。この問題が既に発生している場合は、ツールを開き直します。
- データシートが含まれている SharePoint サイトにアクセスすると、マウスを使用して列のサイズを変更できません。マウスで列のサイズを変更するのではなく、列を右クリックし、[列の幅] をポイントして、列の新しい幅を入力します。
- ページの拡大レベルを変更した後で、新しいタブまたはウィンドウを開くと、新しいタブやウィンドウで拡大の設定が保持されません。この問題を修正するには、[インターネット オプション] ダイアログ ボックスを開き、[詳細設定] タブをクリックして、[新しいウィンドウとタブの拡大レベルをリセット] チェック ボックスをオフにします。
- URL に空白文字が含まれているローカルの Web ページで開発者ツールのスクリプト プロファイラーを使用している場合、関数名をクリックしてもソース コードに移動できません。この問題を修正するには、Web ページの URL に空白文字が含まれないようにします。
- Web フィード (Atom、RSS など) が自動的に更新されなくなることがあります。この問題を修正するには、フィードを手動で更新します。
- メディア プレーヤー デバイスの接続と切断を何度も繰り返すと、デバイスと Windows Device Stage が同期されなくなることがあります。 この問題が発生する場合は、Windows メディア ライブラリを削除します。メディア ライブラリを削除する方法については、 https://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/knowledgecenter/mediaadvice/0089.mspx を参照してください。
- デバイスを自分のアカウントと同期した後で、異なるユーザー アカウントと同期しようとすると、操作が失敗することがあります。 この問題が発生する場合は、ユーザー アカウントの資格情報を <username>@<domain>.com という形式で指定していることを確認します。
ハードウェアでマルチタッチ入力がサポートされている場合は、この機能を使用する前に、デバイスの製造元から最新のドライバーを入手してください。
HP 製デバイスについては、 https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=139385 (英語) を参照してください。
Dell 製デバイスについては、 https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=139386 を参照してください。
ネットワーク プロファイルをホームに設定している場合、今回のベータ版にアップグレードすると、ネットワーク プロファイルの設定が完全には移行されず、ホームグループへの参加やホームグループの作成ができなくなることがあります。
この問題を修復するには、[ネットワークと共有センター] を開き、[ホーム ネットワーク] をクリックして、[ホーム ネットワーク] を選択します。
コントロール パネルの [詳細な共有] を使用してパブリック フォルダーの共有オプションを変更しても、設定が反映されません。
パブリック フォルダーを共有するには、ホームグループを作成します。このようにすると、パブリック フォルダーがホームグループに対して既定で共有になります。または、Windows エクスプローラーを開いて、共有フォルダーを右クリックし、[共有] をポイントして、[詳細な共有] タブを開くこともできます。このタブでは、フォルダーの新しい共有を作成して適切なアクセス許可を設定できます。
スキャナーの TWAIN ドライバーをインストールすると、スキャナーがインストールされていないというエラー メッセージが表示されることがあります。
この問題を回避するには、TWAIN ドライバーではなく Windows Image Acquisition (WIA) ドライバーをインストールします。
保護されたテレビ コンテンツには、AES 暗号化がサポートされているグラフィック プロセッサが必要です。
現時点では、この問題の解決策はありません。
Windows Live Mesh をインストールすると、Windows Aero®エクスペリエンスが動作しなくなります。デスクトップで Aero エクスペリエンスを有効にする必要がある場合は、Windows Live Mesh をアンインストールしてください。
Xbox を使用して、SPDIF 接続または HDMI 接続経由で Windows Media Center Extender セッションの AC3 コンテンツを再生する場合、オーディオに断続的な問題が発生することがあります。
現時点では、アナログ接続を使用するか、Xbox のオーディオ出力を [デジタル ステレオ] に変更する以外に解決策はありません。
Windows エクスペリエンス インデックス (WEI) の算出方法が更新され、新しいハードウェアが反映されるようになりました。可能な最大値が増加しています (7.9)。また、システムによっては、ディスク待ち時間のテストなどの新しいテストによってスコアが低下することがあります。
対応は不要です。ただし、デバイスのファームウェアを更新すると、WEI の値が向上することがあります。
- カレンダーを以下のいずれかの種類に設定した場合、サンプル ビデオを再生しようとすると、Windows Media Center が応答を停止します。
- 太陰太陽暦 (中国)
- ヘブライ暦
- ヒジュラ暦
- 和暦
- 太陰太陽暦 (日本)
- 太陰太陽暦 (韓国)
- ペルシャ暦
- ウムアルクラ暦現時点では、カレンダーの種類をこれらのいずれかに設定している場合にサンプル ビデオを再生しないようにする以外に解決策はありません。この問題が既に発生している場合は、Windows Media Center を再起動します。
- お気に入り番組表が (手動または "お気に入り" 項目として自動で) 構成されている場合に、番組表に含まれているチャンネルが完全に削除されたために番組表が変更されたとき、削除されたチャンネルがある番組表に基づいて番組ガイドをフィルター処理しようとすると、Windows Media Center が応答を停止します。手動で作成した番組表でこの問題が発生する場合は、Sticky Filters (固定フィルター) を無効にして、番組表を削除してから作成し直します。"お気に入り" 番組表を使用していてこの問題が発生する場合は、[Tasks] (タスク)、[設定]、[General] (全般)、[プライバシー]、[プライバシーの設定] を順にクリックし、[番組ガイドのお気に入りフィルターをオフにする] チェック ボックスをオンにします。
- システムに Windows Media Center TV Pack 2008 がインストールされている場合に、チャンネル、結合されたチャンネル、または分割されたチャンネルにテレビ番組表を適用すると、今回のベータ リリースにアップグレードした後でテレビ機能 (番組ガイド、PVR 機能、またはテレビ放送) を使用しようとすると、Windows Media Center が応答を停止することがあります。 この問題を修正するには、Windows Media Center のテレビ機能を使用する前に、%programdata%\microsoft\ehome\ に移動して、mcepg*.db ファイルを削除します。
- 次の問題は、ロケールがフランスまたはドイツに設定されているコンピューターで発生します。 保護者による制限を放送に対して設定している場合、ロケール設定にかかわらず最も厳しい年齢制限が適用されます。たとえば、フランスで13 才以上向けのタグが設定されているコンテンツに対して暗証番号 (PIN) が要求されるように年齢制限を設定した場合、フランスで 12 才向けのタグが設定されていてもドイツで 14 才向けのタグが設定されているコンテンツに対しては、フランスのロケールを設定しているユーザーも PIN を入力する必要があります。 この問題を回避するには、Windows Media Center の保護者による制限の規制を有効にしないか、年齢制限を下げないようにします。
- チューナーによっては、デュアル チューナーではないチューナーも Windows Media Center でデュアル チューナーとして表示されます。Windows Media Center では、2 つの番組を同時に録画するように予約できますが、実際には 1 つの番組しか録画されないので、録画ミスやエラーが発生します。この問題が発生することが判明しているチューナーは、次のとおりです。
- WinTV-HVR-1300
- WinTV-Nova-T-500 Dual
- WinTV-HVR-950
- WinTV-HVR-950q 現時点での解決策は、同時に 2 件の録画を予約しないようにすることだけです。
この問題は、64 ビット版の Windows 7 のみで発生します。
Windows Live メールのメッセージ (.eml) およびニュースグループのメッセージ (.nws) のコンテンツのインデックスが作成されず、スタート メニュー、Windows エクスプローラーの検索ボックス、または Windows Live メール アプリケーションから検索できません。他のアプリケーションからエクスポートされた .eml コンテンツおよび .nws コンテンツでもこの問題が発生します。
この問題を回避するには、件名、差出人、宛先、受信日時などのメッセージ フィールドを検索するか、検索フィルターを手動で登録します。
フィルターを手動で登録するには
Regedit.exe を使用して HKEY_CLASSES_ROOT\.eml\PersistentHandler に移動し、"(既定)" レジストリ キーに "{5645C8C1-E277-11CF-8FDA-00AA00A14F93}" という値を設定します。
[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックして、[Advanced] (詳細設定) をクリックします。
[インデックスのオプション] をクリックし、[Advanced] (詳細設定) をクリックします。
[再構築] をクリックします。インデックスを再作成することを確認するメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。再作成の処理には時間がかかることがあります。
Windows .NET Framework または Windows Vista®XPS ビューアーを使用してデジタル署名され、非表示のアクセシビリティ要素が含まれている XPS ドキュメントは、Windows 7 XPS ビューアーで確認すると署名が "解除されている" ものとして認識されます。
この問題を回避するには、2007 Microsoft Office system の XPS 保存機能を使用して作成した XPS ドキュメントにデジタル署名する際には、アクセシビリティ要素を含めずにドキュメントを保存します。
アクセシビリティ要素を含めずにドキュメントを保存するには
[名前を付けて保存] をポイントし、[PDF または XPS] をクリックします。
[PDF または XPS 形式で発行] ダイアログ ボックスで、[オプション] をクリックします。
[アクセシビリティ用のドキュメント構造タグ] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。
ドキュメントの保存を続行します。
システムを今回のベータ版にアップグレードすると、Zune ソフトウェアで Zune が認識されなくなります。
この問題を修正するには、Zune ソフトウェアを管理者特権で起動します。
このドキュメントは、最終的な製品版の発売時に実質的に変更される可能性があるソフトウェア製品のプレリリース版に適用されます。このドキュメントに含まれる情報は米国 Microsoft Corporation が所有する機密情報です。この機密情報は、受領者と米国 Microsoft Corporation との間で締結された機密保持契約書に基づいて開示されるものです。このドキュメントに記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む) は、将来予告なしに変更することがあります。お客様がこのドキュメントを運用した結果の影響については、お客様が負うものとします。別途記載されていない場合、このソフトウェアおよび関連するドキュメントで使用している会社、組織、製品、ドメイン名、電子メール アドレス、ロゴ、人物、場所、出来事などの名称は架空のものです。実在する商品名、団体名、個人名などとは一切関係ありません。お客様ご自身の責任において、 適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います。このドキュメントのいかなる部分も、米国 Microsoft Corporation の書面による許諾を受けることなく、その目的を問わず、どのような形態であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録など、電子的な、または物理的なすべての手段を含みます。ただしこれは、著作権法上のお客様の権利を制限するものではありません。
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