ヒント: デバイス マネージャーの設定を調整して、より多くのデバイスの情報を表示する

デバイス マネージャーの既定の設定では、現在搭載されているデバイスと接続されているプラグ アンド プレイ デバイスの情報を表示します。プラグ アンド プレイではないドライバーを使用するデバイスや、現在接続されていないが、以前搭載されていたデバイスの情報を表示するには、デバイス マネージャーの設定を調整する必要があります。

  • プラグ アンド プレイではないデバイスを表示するには、デバイス マネージャーを起動して、[表示] メニューの [非表示のデバイスの表示] をクリックします。既定では、表示形式が [デバイス (種類別)] に設定されており、以前非表示だったデバイスは、[プラグ アンド プレイではないドライバー] の下に表示されます。
  • 現在はコンピューターに接続されていないが、以前に搭載されていたデバイスを表示するには、[管理者として実行] コマンドを使用して ([コマンド プロンプト] を右クリックして [管理者として実行] をクリックします) コマンド プロンプト ウィンドウを起動し、次のコマンドを入力します。
    SET DEVMGR_SHOW_NONPRESENT_DEVICES=1
    それから、コマンド プロンプトで「devmgmt.msc」と入力して、デバイス マネージャーを起動します。[表示] メニューの [非表示のデバイスの表示] をクリックします。デバイス マネージャーの新しいインスタンスでは、以前存在していたデバイスの "非実体化された" エントリが表示されます。この手法では、非実体化されたデバイスを簡単に削除できるので、ネットワーク カードやビデオ カードを取り替えた後に、残っているドライバーによって生じる問題を修復する場合に特に便利です。
  • デバイスの詳細情報を表示するには、デバイスのプロパティ ダイアログ ボックスを開いて、[詳細] タブを確認します。[デバイス インスタンス パス] に表示されている値は、誤って検出されたデバイスを見つける場合に特に便利です。ここに表示されるデバイス ID の完全な詳細は、HKLM\System\Current-ControlSet\Enum のレジストリ サブキーでも確認できます。見つかったキーを理由なく削除することはお勧めしませんが、この情報により、デバイスが適切に認識されない理由を特定できる場合があります。

ここで説明している DEVMGR 環境変数の設定は、コマンド プロンプト ウィンドウから起動したデバイス マネージャーのインスタンスにのみ作用します。この設定を永続的に変更するにするには、[コントロール パネル]、[システム]、[システムの詳細設定] を順にクリックし、[詳細設定] タブで [環境変数] をクリックして、この設定で使用する新しい変数を定義します。[<ユーザー名>のユーザー環境変数] セクションに変数を追加すると、設定は現在のユーザーのみに適用されます。[システム環境変数] の設定を編集すると、現在のコンピューターのすべてのユーザーが、デバイス マネージャーで追加の情報を確認できるようになります。

出典: Ed Bott、Carl Siechert、Craig Stinson 共著『Windows 7 Inside Out (英語)』(Microsoft Press、2009 年)