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Project Server 2007 でカテゴリを管理する

更新日: 2007年12月

 

トピックの最終更新日: 2015-03-09

カテゴリは、Project Server のユーザーとグループがアクセスを許可されているプロジェクト、リソース、割り当て、ビュー、およびモデルのコレクションです。カテゴリによって、それらのユーザーとグループがアクセスできる特定のデータ (プロジェクト、割り当て、リソース、およびビュー) のコレクションが定義されます。カテゴリを使用すると、管理者はアクセスされる情報の範囲によってデータを分割できます。また、データを特定の方法で整理および表示するのに役立つ RBS (Resource Breakdown Structure) のようなセキュリティのルールを使用して、データをフィルタ処理することもできます。

ユーザーとグループはカテゴリに直接追加できます。一方、プロジェクトとリソースは一覧から選択してカテゴリに手動で追加するか、定義済みのフィルタ (動的なルール) を使用して自動的にカテゴリに追加できます。カテゴリに対する権限があるすべてのユーザーに、そのカテゴリのすべてのプロジェクトとリソースに対する権限が与えられます。

  • グループを追加、変更、または削除するには、ユーザーとグループの管理グローバル権限が必要です。

  • 不要なカテゴリを作成することは避けてください。組織内のグループとカテゴリの数が多いと、認証システムに負荷がかかってパフォーマンスに影響する可能性があります。

Microsoft Office Project Server 2007 では、インストール時に既定のカテゴリが 6 つ作成されます。既定のカテゴリは、Project Server で階層構造組織またはマトリックス組織に対する最も一般的なセキュリティ レイヤを提供できるように設計されています。

これらのカテゴリへのユーザーの追加は、既定で行われますが、手動でもできます。たとえば、プロジェクトにリソースとしてユーザーを追加すると、ユーザーは自動的に既定のチーム メンバー グループのメンバーになります。チーム メンバー グループには、"自分のタスク" という既定のカテゴリに対する権限が備わっています。

既定のカテゴリ カテゴリ内の既定のグループ 説明

自分のタスク

チーム メンバー

割り当てられたタスクがあるプロジェクト リソースによって主に使用されます。

自分のプロジェクト

プロジェクト管理者

リソース管理者

チーム リーダー

ユーザーが所有しているすべてのプロジェクトへのアクセス権を与えます。

自分のリソース

リソース管理者

リソース管理者を対象としており、有効に利用するには RBS (Resource Breakdown Structure) を定義する必要があります。

自分の直接報告者

リソース管理者

タイムシートを承認できる必要があるユーザーを対象としています。

個人のプロジェクト

管理者

役員

ポートフォリオ管理者

プロジェクト管理者

リソース管理者

ユーザーが自分自身で使用するためのプロジェクトを Project Server で作成できるようにします。

自分の所属組織

役員

ポートフォリオ管理者

プロジェクト管理者

リソース管理者

チーム リーダー

チーム メンバー

組織内のすべての情報へのアクセスを許可するときに使用します。このカテゴリは、プロジェクト マネジメント オフィス (PMO) のメンバー、組織の役員、および組織全体にわたってプロジェクトとリソースを表示する必要があるその他の主要なユーザーを対象としています。

作業の要件

この作業の手順を実行するための要件は次のとおりです。

  • Project Web Access を介して Office Project Server 2007 にアクセスできる必要があります。

  • カテゴリを作成、変更、または削除するために Microsoft Office Project Server 2007 のユーザーとグループの管理グローバル権限が必要です。

Office Project Server 2007 でカテゴリを管理するには、次の手順を実行します。