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Lync Phone Edition 展開のチェックリスト

 

トピックの最終更新日: 2012-10-01

IP 電話を組織に展開するときには、このチェックリストの手順に従ってください。

デバイスの移行と共存についての計画

デバイスを以前のバージョン (Microsoft Office Communications Server 2007 R2 または Microsoft Office Communications Server 2007) から Lync Server に移行する場合には、ユーザー アカウントを以前のバージョンから Lync Server に移行します。Lync Server に移行し、ユーザー アカウントを Lync Server に移行しておくと、デバイスは、次に更新プログラムを受信したときに、再起動し、以前のバージョンから Lync Server に自動的に移行します。

デバイスとドキュメントの選択

  1. 展開するデバイスの数と種類を決定します。詳細については、「計画」のドキュメントの「新型デバイスの選択」を参照してください。

  2. 新しい電話を購入する場合には、必要なデバイスを特定して購入します。詳細については、「計画」のドキュメントの「新型デバイスの選択」を参照してください。

  3. ユーザーが参照できるセットアップ手順ドキュメントを特定します。 詳細については、関連するクイック スタート ガイドとワーク スマート ガイドを参照してください。

前提条件の確認

  1. Lync Server、フロント エンド サーバーを展開し、Web サービスが実行されていることを確認します。

  2. Lync Server、仲介サーバー、またはテレフォニー用ゲートウェイを展開します。詳細については、「エンタープライズ VoIP の展開」を参照してください。

  3. 外部アクセスを可能にする場合には、外部アクセスのネットワークを設定します。 詳細については、「計画」のドキュメントの「デバイスのシステムおよびインフラストラクチャの要件」を参照してください。

  4. ユーザーのダイヤル プランと通話ルートを設定します。

  5. ユーザーがエンタープライズ VoIP を使用できるようにします。詳細については、「エンタープライズ VoIP の展開」を参照してください。

    tipヒント:
    ユーザーがエンタープライズ VoIP を正しく使用できるようになっていることを確認するために、スクリプトを実行します。有効化されているすべてのユーザーの一覧を表示するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
    Get-CsUser | Where-Object {$_.EnterpriseVoiceEnabled -eq $True} | Select Identity, EnterpriseVoiceEnabled
    どのユーザーが有効化されているかについての情報を含む、すべてのユーザーの一覧を表示するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
    Get-CsUser | select DisplayName, EnterpriseVoiceEnabled

展開前のタスクの実行

  1. 必要な DNS および DHCP のレコードを作成します。詳細については、「計画」のドキュメントの「デバイスのシステムおよびインフラストラクチャの要件」を参照してください。

  2. 必要に応じて、ユーザーのダイヤル プランと発信通話ルートを調整し、音声ポリシーを設定します。詳細については、「ダイヤル プランの作成」および「音声ポリシー、PSTN 使用法レコード、およびボイス ルートの構成」を参照してください。ポリシーに対して Grant コマンドレットを実行して、ユーザーに対して適切な音声ポリシーを設定するか、または既定のポリシーを確認します。Lync Server 管理シェル の詳細については、コマンド プロンプトで次のコードを実行します。

    Get-Help Grant-CsClientPolicy -Full
    
  3. 共通領域電話を展開する場合には、各デバイスの連絡先オブジェクトを作成し、電話を構成します。 詳細については、「共通領域電話の構成」を参照してください。

  4. テスト デバイスを設定します。

ユーザーのプロビジョニングと準備

  1. エンタープライズ VoIP を使用する場合には、ユーザーがエンタープライズ VoIP を正しく使用できるようになっていることを確認するために、スクリプトを実行します。有効化されているすべてのユーザーの一覧を表示するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

    Get-CsUser | Where-Object {$_.EnterpriseVoiceEnabled -eq $True} | Select Identity, EnterpriseVoiceEnabled
    

    どのユーザーが有効化されているかについての情報を含む、すべてのユーザーの一覧を表示するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

    Get-CsUser | select DisplayName, EnterpriseVoiceEnabled
    
  2. デバイスのログ レベルなど、インバンド ポリシーを設定します。

  3. 新しい IP 電話 (Aastra 6721ip 共通領域電話、Aastra 6725ip 卓上電話、HP 4110 IP 電話 [共通領域電話]、HP 4120 IP 電話 [卓上電話]、Polycom CX500 IP 共通領域電話、Polycom CX600 IP 卓上電話、Polycom CX3000 IP 会議電話) を展開する場合には、認証用暗証番号 (PIN) を各ユーザーに割り当てるか、またはユーザーが自分の PIN を設定できるようにします。管理者は Lync Server コントロール パネルまたは Lync Server 管理シェル (Set –CSClientPIN コマンドレットを使用) から PIN を設定できます。詳細については、「Lync Server 管理シェル」のドキュメントに記載されている「Set-CsClientPin」を参照してください。ユーザーは [ダイヤルイン会議の設定] ページと [PIN の管理] ページで PIN を設定できます。

  4. Microsoft Web サイトから最新のソフトウェア更新プログラムをダウンロードし、テスト デバイスに展開します。

  5. または、ユーザーがデバイスの使用方法についてのドキュメントにアクセスできるようにします。詳細については、関連するクイック スタート ガイドとワーク スマート ガイドを参照してください。

デバイスの設定

  1. デバイスを外部に展開している場合には、デバイスからネットワークに正常にログオンできることを確認してから、デバイスの外部使用を開始します。デバイスを外部で使用できるようにするには、証明書を内部で 1 回ダウンロードする必要があります。詳細については、「操作」のドキュメントの「デバイス接続プロセス」にある「Connection Process for External IP Phones」セクションを参照してください。

  2. ユーザーにデバイス、ドキュメント、および PIN (設定済みの場合) を提供します。

  3. ユーザーが企業環境内で通話を受信および発信して正常にログインしたことを通話詳細記録 (CDR) で確認します。詳細については、「参照」のドキュメントの「通話詳細記録 (CDR) データベース スキーマ」を参照してください。

展開のサポートと監視

  1. QoE レポートを使用します。詳細については、「参照」のドキュメントの「Quality of Experience (QoE) データベース スキーマ」を参照してください。

  2. IP 電話インベントリ ツールを使用して、デバイス更新レポートを生成します。

  3. CDR レポートを含む、その他の監視ツールを使用します。詳細については、「参照」のドキュメントの「通話詳細記録 (CDR) データベース スキーマ」を参照してください。

  4. Microsoft の Web サイトに 3 か月ごとにアクセスし、更新プログラムがあるかどうかを確認します。