Setsitelock : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

  • [アーティクル]

説明

サイト コレクションをロックし、読み取りまたは書き込みアクセスをできなくするかどうかを指定する値を設定します。この操作は、Getsitelock 操作と共に使用する必要があります。詳細については、「例」を参照してください。

重要

SharePoint 製品とテクノロジの Service Pack 2 では、バックアップ処理が開始される前に、サイト コレクションが自動的に読み取り専用としてロックされます。つまり、「Setsitelock : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」の操作を使用する必要はありません。サイト コレクションが読み取り専用としてロックされないようにするには、Windows SharePoint Services 3.0 Service Pack 2 (SP2) で使用できる「Backup : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」の操作の nositelock パラメータを指定する必要があります。

構文

stsadm -o setsitelock

-url <URL 名>

-lock {none | noadditions | readonly | noaccess}

パラメータ

パラメータ名 値 必須/省略可能 説明

url

有効な URL (http://server_name など)

必須

サイト コレクションの URL。

lock

値は次のいずれかです。

  • None : サイト コレクションをロック解除に設定します。

  • Noadditions : データのサイズを減らす変更を許可します。

    たとえば、50 文字のお知らせリスト アイテムの本文がある場合、本文を 25 文字に減らすようにリスト アイテムを編集できます。ただし、本文を 100 文字に増やすようにリスト アイテムを編集しようとすると、ブロックされます。

  • Readonly : サイト コレクションを読み取り専用に設定します。

  • Noaccess : すべてのユーザーがサイト コレクションを利用できないように設定します。

必須

サイト コレクションのロック状態を設定します。

例

getsitelock と setsitelock の操作が役に立つ一般的な状況は、サイトがバックアップされている場合です。通常、サイト コレクションをバックアップする前に、サイトをロックし、ユーザーがサイトにアクセスできなくする必要があります。

サイトのロック状態を決定するには、次の getsitelock 構文を使用できます。

stsadm -o getsitelock -url https://server_name

サイト コレクションのロック状態を決定すると、setsitelock 操作の noaccess パラメータを使用して、サイトのすべてのユーザーをロックアウトできます。

stsadm -o setsitelock -url https://server_name -lock noaccess

Backup 操作を使用して、サイト コレクションのバックアップを作成できます。

stsadm -o backup -url https://server_name -filename "filename.bak" -overwrite

サイトをバックアップした後、setsitelock 操作の none パラメータを使用して、サイトのすべてのロックを解除できます。

stsadm -o setsitelock -url https://server_name -lock none