障害回復の手順

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-09-19

Microsoft Exchange Server 2007 には、数多くのバックアップ、復元、および回復の手順があります。バックアップ、復元、および回復の定義については、「障害回復に関する用語」を参照してください。

ここでは、次の分野について説明します。

  • サーバーの復元と回復   サーバーの損失が発生した場合、サーバーの役割および障害回復計画により、いくつかのオプションがあります。サーバーの損失は、ソフトウェアまたはハードウェアの障害、またはサーバーが配置されている場所の物理的な損失によって発生します。サーバーの損失からの回復の詳細については、「損失した Exchange Server を回復する方法」を参照してください。
    • エッジ トランスポート サーバーの回復   エッジ トランスポート サーバーは、構成の保存またはディレクトリ サービス情報に関して、Active Directory のリモート コピーには依存していません。その代わり、Active Directory アプリケーション モードを使用して Active Directory のローカル コピーに依存しています。Exchange 2007 インストール ファイルには、この情報をバックアップし、復元できるスクリプトのセットが含まれています。エッジ トランスポート サーバーのバックアップと復元の詳細については、「エッジ トランスポート サーバーの障害回復に複製構成タスクを使用する」を参照してください。
  • メールボックスおよびパブリック フォルダ データベースのバックアップ、復元、および回復   メールボックス データベースおよびパブリック フォルダ データベースは、Exchange 組織のエンド ユーザー データ用のプライマリ記憶域データベースです。これらのデータベースの保護と回復は、Exchange での障害回復計画の主眼となります。以下の各トピックでは、さまざまな状況で Exchange データをバックアップ、復元、および回復する方法について説明します。
  • 削除済みメールボックスと削除済みアイテムの保存期間    Exchange 2007 では、削除済みメールボックスと削除済みアイテムの両方の保存期間がサポートされます。メールボックスおよび削除済みアイテムは、既定ではデータベースに数日間保存されます。「削除済みメールボックスおよび削除済みアイテムの保存期間の構成」セクションでは、この設定を構成する方法と、削除済みオブジェクトを復元する方法について説明します。
  • 回復用ストレージ グループ   回復用ストレージ グループは、特別な管理ストレージ グループです。保存期間を過ぎた削除済みアイテムまたは削除済みメールボックスをバックアップから復元するには、回復用ストレージ グループを使用します。回復用ストレージ グループの操作の詳細については、「回復用ストレージ グループ」を参照してください。
  • トランスポート サーバー上のキュー データベース   Exchange 2007 では、すべての送信および受信 SMTP (簡易メール転送プロトコル) 電子メール メッセージは、トランスポート サーバーによって処理されるときに、一時的に mail.que という名前の ESE (Extensible Storage Engine) データベースを通過します。キューは、ハブ トランスポート サーバーの役割またはエッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされたコンピュータ上のみに存在します。トランスポート サーバー上のキュー データベースの操作 には、mail.que データベースを修復、最適化、および消費する方法に関する情報が記載されています。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。