ごみ箱を構成および管理する (Windows SharePoint Services 3.0)
以前のバージョンの SharePoint 製品とテクノロジとは異なり、現在のバージョンでは、削除したオブジェクトを取得するために、コンテンツ データベースの復元を実行する必要はありません。製品は、ごみ箱と第 2 段階ごみ箱を備えています。
ごみ箱には、削除したファイル、ドキュメント、リスト項目、リスト、ドキュメント ライブラリなど、ごみ箱内のアイテムをユーザーが復元するための機能があります。Windows SharePoint Services 3.0 のごみ箱の使用方法の詳細については、「ごみ箱のアイテムを表示、復元、または削除する」(https://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointtechnology/HA100214341041.aspx ) を参照してください。
第 2 段階ごみ箱 (またはサイト コレクションのごみ箱) は、サイト コレクション管理者が使用できます。第 2 段階ごみ箱は 2 つのビューから編成されており、1 つはサイト コレクション内の全サイトのごみ箱にあるオブジェクトを表示し、もう 1 つは第 2 段階ごみ箱にあるオブジェクトを表示します。あるアイテムをごみ箱から削除した場合、サイト コレクションの管理者だけが第 2 段階ごみ箱からそのアイテムを復元できます。
第 2 段階ごみ箱のクォータを構成する
Web アプリケーション用の第 2 段階ごみ箱を有効にする場合は、第 2 段階ごみ箱で使用可能なディスク容量を、Web アプリケーションに割り当てられているクォータのパーセントとして指定する必要があります。たとえば、Web アプリケーションに 100 メガバイト (MB) の容量が割り当てられている場合、50% クォータを第 2 段階ごみ箱に割り当てると、第 2 段階ごみ箱に 50 MB、Web アプリケーション全体に 150 MB が割り当てられます。第 2 段階ごみ箱クォータには、最大 100% を割り当てることができます。クォータ テンプレートの計画および作成の詳細については、次の記事を参照してください。
次の表に、アイテムが削除される方法、およびアイテムをごみ箱と第 2 段階ごみ箱から復元する方法を示します。
ユーザーの操作 | アイテムの状態 | アイテムを復元可能なアカウント |
---|---|---|
アイテムを削除する |
アイテムは、ごみ箱から削除されるまで、またはアイテムがごみ箱に置かれた期間が、アイテムをごみ箱に保持するために構成されている期間を経過するまで、ごみ箱内に保持されます。 |
ユーザーまたはサイト コレクションの管理者 |
ごみ箱からアイテムを削除する |
第 2 段階ごみ箱に保持されます。 |
サイト コレクションの管理者 |
Windows SharePoint Services 3.0 でのごみ箱の使用方法の詳細については、「ごみ箱のアイテムを表示、復元、または削除する」(https://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointtechnology/HA100214341041.aspx) を参照してください。
ごみ箱を構成するには、次の手順を実行します。