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SEA-NA-DC-01 の構成

このセットアップ手順では、ドメイン noam.reskit.com のドメイン コントローラを構成します。ゾーン noam.reskit.com を SEA-RK-DC-01.reskit.com から SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com に委任し、さらに DNS の自動構成に同意して、DNS サーバーが自動的にインストールされ、ゾーン noam.reskit.com が自動的に追加されるようにします。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com を構成するために、以下の手順を実行しました。

トピック

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の TCP/IP 設定の構成
SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の TCP/IP 設定の確認
SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の名前の確認
SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com のドメイン コントローラへの昇格
SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の DNS 設定の確認

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の TCP/IP 設定の構成

ローカル管理者 (Administrator) としてログオンし、次の手順を実行します。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com TCP/IP 設定を構成するには

  1. [マイ ネットワーク] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. ネットワーク接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. 選択したネットワーク接続の [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[インターネット プロトコル (TCP/IP) ] をクリックして、[プロパティ] をクリックします。 図 11 に示すような [インターネット プロトコル (TCP/IP) ] の [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [次の IP アドレスを使う] をクリックします。

  5. [IP アドレス] ボックスで、172.16.8.11 と入力します。

  6. [サブネット マスク] ボックスで、255.255.252.0 と入力します。

  7. [デフォルト ゲートウェイ] ボックスで、172.16.8.1 と入力します。

  8. [優先 DNS サーバー] ボックスで、172.16.4.11 と入力します。これは SEA-RK-DC-01.reskit.com の IP アドレスです。

  9. [代替 DNS サーバー] ボックスで、172.16.8.11 と入力します。これはこのコンピュータの IP アドレスです。

    dns02-05

    図 11: SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の TCP/IP 設定

  10. [OK] をクリックして、再び [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の TCP/IP 設定の確認

ローカル管理者 (Administrator) としてログオンし、以下の手順を実行します。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com TCP/IP 設定を確認するには

  1. [スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[アクセサリ] をポイントして、[コマンド プロンプト] をクリックします。

  2. コマンド プロンプトで、ping 172.16.8.11 と入力し、ENTER キーを押します。これは、このコンピュータに PING を実行しています。コンピュータからの応答を受け取るはずです。

  3. コマンド プロンプトで、ping 172.16.8.1 と入力し、ENTER キーを押します。これは、デフォルト ゲートウェイに PING を実行しています。コンピュータからの応答を受け取るはずです。

  4. コマンド プロンプトで、ping 172.16.4.11 と入力し、ENTER キーを押します。これは、SEA-RK-DC-01.reskit.com に PING を実行しています。コンピュータからの応答を受け取るはずです。

  5. exit と入力して、コマンド プロンプトを終了します。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の名前の確認

このシナリオの前提条件として、セットアップを開始する前にコンピュータに名前を割り当てておく必要があります。以下の手順で、コンピュータの名前が正確に構成されているかどうか確認します。

コンピュータの名前を確認するには

  1. [マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[システムのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[ネットワークID] タブをクリックします。

  2. コンピュータ名が SEA-NA-DC-01 であることを確認します。

  3. [プロパティ] をクリックして、[詳細] をクリックします。

  4. [DNS サフィックスと NetBIOS コンピュータ名] ダイアログ ボックスで、[ドメインのメンバシップが変更されるときにプライマリ DNS サフィックスを変更する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します (このチェック ボックスは既定でオンになっています) 。これによって昇格後に、完全なコンピュータの名前が SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com になることが保証されます。

  5. [DNS サフィックスおよび NetBIOS コンピュータ名] ダイアログ ボックスを閉じて、[識別の変更] ダイアログ ボックスを閉じ、[システムのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com のドメイン コントローラへの昇格

サーバー SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com を子ドメイン noam.reskit.com のドメイン コントローラに昇格する際に、対応する DNS ゾーン noam.reskit.com に対して権限を持っているサーバーの検出が Active Directory インストール ウィザードによって試みられます。SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com 上の DNS クライアントからその優先 DNS サーバーである SEA-RK-DC-01.reskit.com に照会が行われ、権限を持っているサーバーの確認が求められます。それに対して SEA-RK-DC-01.reskit.com からは、照会を行っているコンピュータ SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com が権限を持っているサーバーであるという応答が返されます。ただし、ゾーン ファイルはまだ存在していません。したがって、DNS をインストールするかどうかの確認を Active Directory インストール ウィザードによって求められます。そこで「はい」と答えると、DNS サーバーが自動的にインストールされ、Active Directory 統合ゾーン noam.reskit.com が自動的に追加されます。

ローカル管理者 (Administrator) としてログオンし、以下の手順で昇格処理を実行します。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com をドメインコントローラに昇格するには

  1. [スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントして、[サーバーの構成] をクリックします。Windows 2000 サーバーの構成ウィザードが表示されます。

  2. [Active Directory] をクリックします。

  3. 下方向にスクロールして、[開始します] をクリックし、Active Directory のインストール ウィザードを開始します。

  4. [次へ] をクリックします。

  5. [新しいドメインのドメイン コントローラ] が選択されていることを確認して (既定で選択されています) 、[次へ] をクリックします。

  6. [既存のドメイン ツリーに新しい子ドメインを作成] をクリックして、[次へ] をクリックします。

  7. [ネットワークの資格情報] ページで、ドメイン reskit.com を変更する権限を持つネットワーク アカウントのユーザー名、パスワード、およびドメイン名を入力します。ここでは、ユーザー名にAdministrator、ドメイン名に reskit.com を指定しました。[次へ] をクリックします。

  8. [子ドメインのインストール] ページで、[親ドメイン] ボックスに reskit.com と入力し、[子ドメイン] ボックスに noam と入力します。[次へ] をクリックします。

  9. ドメインの NetBIOS 名の入力を求められたら、既定の設定を受け入れて、[次へ] をクリックします。

  10. データベースとログの場所の入力を求められたら、既定の設定を受け入れて、[次へ] をクリックします。

  11. 共有システム ボリュームの入力を求められたら、既定の設定を受け入れて、[次へ] をクリックします。

  12. Active Directory のインストール ウィザードで、名前 noam.reskit.com を処理できる DNS サーバーに接続できないことが通知されます。[OK] をクリックします。

  13. コンピュータに DNS サーバーをインストールして構成するかどうか尋ねられたら、[はい、DNS をこのコンピュータにインストールして構成します] をクリックします (既定で選択されています) 。図 12 にこの画面を示します。[次へ] をクリックします。

    dns02-06

    図 12: Active Directory のインストール ウィザード

  14. アクセス許可を選択するように求められたら、既定の設定を受け入れ、 [次へ] をクリックします。

  15. ディレクトリ サービス復元モードで使用する Administrator のパスワードを [パスワード] ボックスに入力し、同じパスワードを [パスワードの確認入力] ボックスに再び入力します。[次へ] をクリックします。

  16. 図 13 に示すように、選択したオプションの概要が [概要] ページに表示されます。[次へ] をクリックします。

    dns02-07

    図 13: Active Directory のインストールウィザードの [概要] ページ

  17. Active Directory のインストール ウィザードによってドメイン コントローラに昇格する処理が実行されます。実行中にインストール メディアを要求されたら、それに従います。

  18. [完了] をクリックしてウィザードを終了します。

  19. コンピュータの再起動を求められたら、それに従います。再起動したら、ローカル コンピュータを管理する権限を有するユーザー名とパスワードを使用してログオンします。このシナリオでは、ドメイン noam.reskit.com の Administrator アカウント (NOAM\Administrator) を使用しました。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の DNS 設定の確認

ドメイン noam.reskit.com の Administrator アカウント (NOAM\Administrator) を使用してログオンし、次の手順を実行します。

SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com DNS 設定を確認するには

  1. [スタート] メニューから [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントして、[DNS] をクリックします。

  2. サーバーをダブルクリックし、[前方参照ゾーン] をダブルクリックして、ゾーン noam.reskit.com を表示します。ゾーン noam.reskit.com をダブルクリックすると、_msdcs.noam.reskit.com、_sites.noam.reskit.com、_tcp.noam.reskit.com、 および _udp.noam.reskit.com の各サブドメインのフォルダが表示されます。数分間待ってもこれらのサブドメイン フォルダが表示されない場合、サーバーを選択して、[操作] をクリックし、[最新の情報に更新] をクリックします。そして展開したいフォルダをダブルクリックします。これによって、図 14 に示すような構成が表示されます。

    dns02-08

    図 14: SEA-NA-DC-01.noam.reskit.com の [DNS] スナップイン

関連するセットアップ手順

関連資料

注意
このシナリオにおいて、コンピュータおよびデバイスを構成するために使用した手続きは、サンプルとして紹介したものです。実際のネットワークでは、類似したコンピュータおよびデバイスを構成する場合でも、必要になる手順はそれぞれのケースで異なります。さらに各シナリオでは、目的とする機能を実現するために必要な手順だけを示しています。運用ネットワークにおいて必要になる、その他の手順については取り上げていません。すべてのシナリオは、特に表記しない限り Windows 2000 を使用してテストされています。また、ブラウザとして Microsoft Internet Explorer 5 以上を推奨します。