Microsoft Systems Management Server を使用した新規アプリケーションのインストール

テスト ケース詳細

トピック

はじめに
このガイドの要点
テスト実施計画
寄稿者

はじめに

本書の目的

本書では、Microsoft Systems Management Server を使用した新規アプリケーションの展開をテストするために必要な設備、構成、および作業を詳しく説明します。 また、Microsoft Office XP の展開に基づいたテスト ケースも説明します。

本書は、テストの概要を提供している『新規ソフトウェアの展開テスト計画』の手引書です。

本書のテスト ケースがすべての状況を網羅しているわけではないので、組織内のより固有のシナリオに関連するその他のテスト ケースも存在する場合があります。

対象読者

本書は、Microsoft Services Organization およびパートナーのコンサルティング企業を対象としています。 本書は、ユーザーの観点からは、情報技術 (IT) 実稼動環境に変更を導入またはサポートする IT マネージャと IT サポート担当者のメンバという 2 つの主要なグループを主な対象にしています。

本書のユーザーは、Microsoft Operations Framework (MOF) のプロセス モデル、チーム モデル、およびリスク モデルに精通している必要があります。 これらのモデルについて説明されているドキュメントのコピーは、https://www.microsoft.com/japan/systemcenter/default.mspx から入手できます。

また、ユーザーは新規ソフトウェア展開ソリューションの提供物が必要とするテクノロジ コンポーネントを使用した経験があり、付属のアーキテクチャ ガイド、ソリューション ガイド、およびサポート資料をお読みになっている必要があります。

このガイドの要点

IT プロジェクトを計画している組織は、その実装に重点を置くあまり、計画とテストに十分な時間や作業をかけない場合があります。 ただし、非常に多くのプロジェクトが失敗に終わる原因は、テクノロジの欠陥ではなく、そのテクノロジがどのように動作しているかに関する理解が欠如していることにあります。

組織は、プロジェクトの成功を確実にするために、製品またはソリューションがどのように機能するかを理解する必要があります。 デザインがビジネス要件を満たしているか、製品またはソリューションが予想どおりに機能するか、サポート担当者がその機能方法を理解しているか、および技術的なデザインが有効であるかを確認する必要があります。

この確認のすべてを行う場所は、実稼働環境ではなく、テスト ラボです。

技術担当者は、このテスト ラボで、運用中のデザインの監視、構成設定の変更、および最適なパフォーマンスを保証するためのデザインの微調整を、エンド ユーザーにまったく影響を与えずに行うことができます。 組織は、テストによってリスクを最小化し、サポート担当者に必要なスキルと経験を提供できます。また、不適切なデザインに関連して発生する費用を削減できます。

組織の実稼動環境をシミュレートするテスト ラボで、本書で概説しているテストを行うことにより、実稼働環境への展開が成功する可能性が高まります。

テスト実施計画

N1.1 Office XP を必要とするコンピュータの識別

必要な機能

最新のインベントリ情報を使用して、Office XP を必要とするコンピュータ、およびそのコンピュータの種類 (例: ポータブル PC またはワークステーション) を識別するレポートを生成する能力。

必要な設備とセットアップ

このテストには、テスト ワークステーションから最低 1 回はインベントリを収集した稼動中の SMS 階層が必要です。 テスト ワークステーションは、少なくとも Office XP が読み込まれたコンピュータ 1 台と読み込まれていないコンピュータ 1 台で構成されている必要があります。

  • 注意 このテストでは、Windows XP ワークステーションと Windows 2000 ワークステーションにすべて Office XP が必要であると仮定しています。

実行の詳細

  1. 以下の SMS クエリを作成します。

    select distinct SMS_G_System_SYSTEM.Name, 
    SMS_G_System_WORKSTATION_STATUS.LastHardwareScan, 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.Manufacturer, 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes, 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.Caption from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM on 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_WORKSTATION_STATUS 
    on SMS_G_System_WORKSTATION_STATUS.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE on 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    where SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.Caption like "%Professional%" 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name not in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name 
    from SMS_R_System inner join SMS_G_System_SYSTEM on 
    SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner join 
    SMS_G_System_ADDREMPROGS on SMS_G_System_ADDREMPROGS.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_ADDREMPROGS.DisplayName = 
    "Microsoft Office XP Professional")
    

    このクエリで返されるシャーシ情報を次のサポート技術情報 (KB) の資料で確認し、デスクトップ、ラップトップ、ノートブックなど、それぞれに該当するシャーシ番号を識別する必要があります。

    このクエリは Office XP Professional のみでテストされました。 Office の他のエディションでも同様にテストできますが、たとえば Office XP Developer では次の例 "Microsoft Office XP%" のようにワイルド カードを使用する必要があります。

    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_ADDREMPROGS.
    DisplayName = "Microsoft Office XP%")
    
  2. クエリを実行して Office XP がインストールされていないコンピュータのみが返されることを確認します。

  3. このクエリに基づいて、対象とするコンピュータ用のコレクションを作成します。また、必要に応じて Web レポートを作成します。

予想される出力詳細

Office XP を展開する必要があるコンピュータのみを識別し、その種類を示すレポート。

N1.2 Office XP を必要とし、ハードウェア要件を満たさないコンピュータの識別

Office XP を必要とし、最低限のハードウェア要件を満たさないコンピュータを識別します。

必要な機能

Office XP を必要とし、ハードウェア要件を満たさないコンピュータを識別するために、最新のインベントリ情報を使用してレポートを作成する能力。

必要な設備とセットアップ

ハードウェア要件を満たさない 1 台以上のテスト ワークステーションが必要です。このワークステーションは、一時ファイルでディスク領域を占有することによって、簡単に用意できます。その後、強制的にハードウェア インベントリを実行すると、SMS データベースに最新のディスク容量の情報を保持できます。

実行の詳細

  1. 以下の SMS クエリを作成します。

    select distinct SMS_G_System_SYSTEM.Name, 
    SMS_G_System_WORKSTATION_STATUS.LastHardwareScan, 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.TotalPhysicalMemory, 
    SMS_G_System_PROCESSOR.MaxClockSpeed, 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FreeSpace from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM on 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_WORKSTATION_STATUS 
    on SMS_G_System_WORKSTATION_STATUS.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_X86_PC_MEMORY on 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_PROCESSOR on 
    SMS_G_System_PROCESSOR.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_LOGICAL_DISK on 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    where SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.Caption like "%Professional%" 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name not in 
    (select SMS_G_System_SYSTEM.Name from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_ADDREMPROGS on 
    SMS_G_System_ADDREMPROGS.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId where 
    SMS_G_System_ADDREMPROGS.DisplayName = "Microsoft Office XP Professional") 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name not in 
    (select SMS_G_System_SYSTEM.Name from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_PROCESSOR on SMS_G_System_PROCESSOR.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_X86_PC_MEMORY on 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_LOGICAL_DISK on 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM on 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    where SMS_G_System_PROCESSOR.MaxClockSpeed > 500 and 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.TotalPhysicalMemory > 200000 and 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FreeSpace > 191 and 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.Caption like "%professional%") 
    and SMS_G_System_LOGICAL_DISK.Description = "Local Fixed Disk" order 
    by SMS_G_System_SYSTEM.Name
    

    このクエリは、レポートされるすべてのドライブで、ディスク容量が 191MB に満たないコンピュータをレポートします。 システム パーティションが 115MB あるかどうかは確認しません。 複数のパーティションのうちどれがシステム パーティションなのかを判別する方法がないのでこのことを確認できません。

    • 注意Office Premium に対してリソースが不足していることを確認するには、ディスク容量の条件を変更します。
  2. クエリを実行して Office XP がインストールされておらず、必要なハードウェアが不足しているコンピュータのみが返されることを確認します。

  3. 必要に応じて Web レポートを作成します。

予想される出力詳細

Office XP を展開する必要があり、ハードウェアの最低要件を満たさないワークステーションを識別するレポート。

N1.3 Office XP コンポーネントを備えたコンピュータの識別

Microsoft Outlook などの Office XP のコンポーネントを備えたコンピュータを識別します。

必要な機能

Office XP のコンポーネントが既にインストールされたコンピュータを識別するレポートを生成する能力。 この場合、コンポーネントは Word、Outlook、および Excel です。

必要な設備とセットアップ

Outlook、Word、または Excel のみをインストールした 1 台以上のワークステーション。

実行の詳細

コンピュータに Microsoft Office XP コンポーネントを 1 つだけインストールしていても、アプリケーションの追加と削除 (APR) には Microsoft Office XP と表示され、単一のコンポーネントは表示されません。

このサンプル テスト クエリは、Microsoft Office XP Professional のコンポーネントである Outlook、Word、Excel がインストールされ、PowerPoint がインストールされてないコンピュータを検索します。 このクエリは、コンピュータのグループにインストールされているコンポーネントに従って変更する必要があります。

  1. 以下のクエリを作成します。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select 
    SMS_G_System_SYSTEM.Name from SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SoftwareFile on SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_SYSTEM on 
    SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId where 
    SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = "OUTLOOK.EXE" and 
    SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation") and 
    SMS_G_System_SYSTEM.Name not in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name 
    from  SMS_R_System inner join SMS_G_System_SoftwareFile on 
    SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = 
    "POWERPNT.EXE" and SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation") 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name 
    from  SMS_R_System inner join SMS_G_System_SoftwareFile on 
    SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = 
    "WINWORD.EXE" and SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation") 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name 
    from  SMS_R_System inner join SMS_G_System_SoftwareFile on 
    SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = 
    "Excel.EXE" and SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation")
    
  2. クエリを実行し、クエリされたコンポーネントを備えたコンピュータのみが返されることを確認します。

  3. 必要に応じて Web レポートまたはコレクションを作成します。

予想される出力詳細

必要な Office XP コンポーネント (Word、Excel、および Outlook) を備えたコンピュータを示すレポート。

N1.4 Office XP を必要とし、ハードウェア要件を満たすすべてのコンピュータ

変更要求者は、Office XP の展開についての変更要求 (RFC) を提出するときに、アップグレードしないですぐに展開できるコンピュータを表示したいと考えるでしょう。

必要な機能

Office XP を必要とし、必要なハードウェアを備えているコンピュータを識別する能力。

必要な設備とセットアップ

Office XP がインストールされていない、必要なハードウェアを備えた 1 台以上のコンピュータ。

Office XP をインストールする必要があるすべてのコンピュータを識別するために、N3.1.1 で作成したクエリを使用するコレクションを作成する必要があります。

実行の詳細

  1. 以下のクエリを作成します。このクエリは N3.1.1 で作成したクエリに基づくコレクションに限定されます。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_PROCESSOR on SMS_G_System_PROCESSOR.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_X86_PC_MEMORY on 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_LOGICAL_DISK on 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_PROCESSOR.MaxClockSpeed > 
    500 and SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.TotalPhysicalMemory > 200000 and 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FreeSpace > 191 and 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.Description = "Local Fixed Disk"
    
  2. クエリを実行して Office XP コンポーネントがインストールされておらず、必要なハードウェアを備えているコンピュータのみが返されることを確認します。

  3. 必要に応じて Web レポートまたはコレクションを作成します。

予想される出力詳細

ハードウェアをアップグレードしないですぐに展開できるコンピュータの詳細レポート。

N3.1 配布ポイントの配置とディスク容量の識別

Office XP を展開する配布ポイントおよびそれに関連する使用可能なディスク容量を識別します。

必要な機能

すべての配布ポイントに Office XP を配布する容量があることを確認するために、指定した配布ポイントのディスク領域の使用状況を識別する能力。

必要な設備とセットアップ

配布ポイントとして機能している数台の Windows 2000 Server。

実行の詳細

  1. 既存の配布ポイントのディスク容量を識別するには、以下のクエリを使用して Web レポートを作成します。

    select 
    BytesFree, BytesTotal, PercentFree, SiteCode, SiteSystem 
    from v_sitesystemsummarizer 
    where role = 'SMS Distribution Point'
    
  2. 配布ポイントとして機能するのに十分な容量を持つサーバーを識別するための SMS クエリを作成するには、全サーバーの詳細を提供する以下のような Web レポートを実行します。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name, SMS_R_System.SMSInstalledSites, 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.DeviceID, 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FileSystem, 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FreeSpace from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_LOGICAL_DISK on 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM on 
    SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    where SMS_G_System_OPERATING_SYSTEM.Caption like "%Server%" and 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.Description = "Local Fixed Disk"
    
  3. Web レポートを実行して、予想したすべてのサーバーがディスク容量と共に返されることを確認します。

予想される出力詳細

すべての配布サーバーのディスク容量を識別するための最初のクエリは、階層内のすべての配布ポイントとそのディスク空き容量を返します。 2 番目のクエリは、全サーバー (潜在的な配布ポイント) とそれらの使用可能なディスク容量を示す Web レポートを提供します。

N3.2 部門または場所によるコンピュータの識別

対象となるコンピュータの場所の識別することは、組織全体に段階的に展開する方法を決定するのに役立ちます。

必要な機能

部門または場所ごとにコンピュータを示すレポートを作成する能力。

次のテストでは IP サブネットごとにコンピュータを一覧します。 コンピュータが所属する部門や Microsoft Active Directory のメンバである組織単位を特定できることを示すには、別のテストが必要になります。 グループ内のコンピュータ台数を数えるテストをお勧めします。

必要な設備とセットアップ

複数の IP サブネットを持つネットワークと、複数の IP サブネットにまたがって割り当てられた SMS クライアントや SMS サーバー。

実行の詳細

  1. 以下のクエリを作成します。 (N1.1 のクエリを使用して作成されたコレクション内のコンピュータに限定します。)

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name, SMS_R_System.SMSInstalledSites, 
    SMS_G_System_NETWORK_ADAPTER_CONFIGURATION.IPAddress, 
    SMS_G_System_NETWORK_ADAPTER_CONFIGURATION.DefaultIPGateway, 
    SMS_G_System_NETWORK_ADAPTER_CONFIGURATION.IPSubnet from 
    SMS_R_System inner join SMS_G_System_NETWORK_ADAPTER_CONFIGURATION 
    on SMS_G_System_NETWORK_ADAPTER_CONFIGURATION.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_SYSTEM on 
    SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId where 
    SMS_G_System_NETWORK_ADAPTER_CONFIGURATION.IPAddress != ""
    
  2. クエリを実行して、クライアントごとに IP 情報と SMS サイト情報を表示できることを確認します。

  3. このクエリに基づいて、対象とするコンピュータ用のコレクションを作成します。また、必要に応じて Web レポートを作成します。

予想される出力詳細

コンピュータ名、IP アドレス、ゲートウェイ、サブネット、および同一のサブネットに配置されたコンピュータを示す SMS サイトの詳細レポート。

N3.3 ハードウェア レベルによるコンピュータの識別

Office 展開前に、すべてのコンピュータのハードウェアのレベルを識別し、Office XP を実行するための組織の受け入れ可能なベースラインを満たしていないコンピュータを識別します。

必要な機能

Office XP を必要とするすべてのワークステーションの重要なハードウェアの仕様を示すレポートを作成する能力。

実行の詳細

以下の SMS クエリを使用します。

  1. 以下のクエリを作成します。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name, 
    SMS_G_System_PROCESSOR.MaxClockSpeed, 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.TotalPhysicalMemory, 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FreeSpace from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_PROCESSOR on SMS_G_System_PROCESSOR.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_X86_PC_MEMORY on 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_LOGICAL_DISK on 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_LOGICAL_DISK.Description 
    = "Local Fixed Disk" order by SMS_G_System_PROCESSOR.MaxClockSpeed, 
    SMS_G_System_X86_PC_MEMORY.TotalPhysicalMemory, 
    SMS_G_System_LOGICAL_DISK.FreeSpace
    
  2. クエリを実行して、ハードウェア レベルの情報が表示されることを確認します。

  3. このクエリに基づいて、対象とするコンピュータ用のコレクションを作成します。 また、必要に応じて Web レポートを作成します。

予想される出力詳細

すべてのコンピュータとそのハードウェア詳細を返すクエリ。これにより、変更諮問機関 (CAB) のメンバはアップグレードされないコンピュータを確認し、適切なハードウェアを備えていないコンピュータへの対処を判断できます。

N3.4 クライアント数、クライアントのサイト、およびクライアントの種類の識別

大規模展開では段階的な展開が必要な場合があるので、展開計画担当者は各特定のサイトのクライアント数とクライアントの種類を認識しておく必要があります。

必要な機能

各 SMS サイトの SMS クライアントの数およびそのクライアントの種類 (例: ラップトップ) を報告する能力。

必要な設備とセットアップ

各サイトに異なる種類のコンピュータ (ラップトップやデスクトップ) が存在する SMS 階層。

また、N1.4 で作成したクエリを使用してコレクションを作成する必要があります。

実行の詳細

  1. 以下のクエリを作成します。このクエリは N.1.4 のクエリを使用して作成したコレクションに限定されます。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name, SMS_R_System.SMSInstalledSites, 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes from  SMS_R_System inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE on 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId
    
  2. クエリを実行して、サイト情報と種類が表示されることを確認します。

  3. このクエリに基づいて、対象とするコンピュータ用のコレクションを作成します。また、必要に応じて Web レポートを作成します。

予想される出力詳細

クライアント数、クライアントの種類およびクライアントが所属するサイトを示すレポート。

N4.1 MST ファイルの作成

通常、Office の既定のインストールではすべてのユーザーに展開されない可能性があります。 Office のバリエーションを展開するには MST ファイルが必要になります。

必要な機能

MST ファイルを作成する能力とその MST ファイルを使用して既定の MSI ファイルを期待どおりにカスタマイズする能力。

必要な設備とセットアップ

使用するツールは Office XP リソース キットの一部として使用できます。 管理インストール共有にアクセスする必要があります。

実行の詳細

このテストを完了するには、以下の手順に従います。

  1. 管理インストールが配置された \\SERVERNAME\OFFICEXPSHARE 共有に接続します。

  2. Microsoft Office XP リソース キットをインストールします。 これは共有にインストールする必要はなく、ワークステーションにインストールできます。

  3. Microsoft Office カスタム インストール ウィザードを実行します。

    • Microsoft Word と Outlook のみを保持する基本インストール用の MST、00Basic.MST を作成します。

    • Microsoft Word、 Excel、 Outlook および PowerPoint を保持するマーケティング部門のインストール用の MST、00Marketing.MST を作成します。

  4. Microsoft Office カスタム メンテナンス ウィザードを実行します。

    • Microsoft PowerPoint をインストールに追加する MSW 00AddPPT.CMW を作成します。
  • 注意 MST と MSW にはすべて \\SERVERNAME\OFFICEXPSHARE に代替のソース保存場所があります。

MST ファイルと MSW ファイルはすべて管理インストールのルート ディレクトリに配置されます。

  • 注意 これらのツールの使用法の詳細については、Microsoft Office XP リソース キットを参照してください。

予想される出力詳細

特定のインストールに使用できる機能している MST ファイル。

N4.2 Office XP のアンインストール

大規模な展開の実行中に、すべてのコンピュータまたは特定のコンピュータで Office XP の展開のロールバックが必要な場合があります。

必要な機能

Office XP をアンインストールする能力。

必要な設備とセットアップ

Office XP がインストールされたワークステーション。

実行の詳細

Office XP のアンインストールは簡単です。 アンインストールには以下のコマンドを実行します。

setup.exe /x PROPLUS.MSI /qn

Office XP 用の SMS パッケージが作成されたときに、多くの場合、これがプログラムとして作成されています。

予想される出力詳細

Office XP をアンインストールするためのコマンド ライン。

N4.3 追加の Office XP コンポーネントの展開

ワークステーションに Office XP から追加コンポーネントを展開します。

必要な機能

ワークステーションに追加の Office XP コンポーネントを展開する能力。

必要な設備とセットアップ

テスト N4.1 で既にインストール済みです。

Word、Excel および Outlook がインストールされたワークステーション。

実行の詳細

  1. プログラム "PowerPoint 追加 (非表示)" をテスト ワークステーションに割り当てます。

  2. ワークステーションを監視し、提供情報が終了して PowerPoint がインストールされたことを確認します。

予想される出力詳細

ワークステーションに追加された PowerPoint。

結果

ワークステーション 02a に PowerPoint がインストールされました。

N5.1 ハードウェアまたはソフトウェア インベントリの最終実行時刻の識別

詳細な情報を得た上での決定には、ハードウェア インベントリとソフトウェア インベントリが最後に実行された時点を識別する能力が必要です。

必要な機能

最新のインベントリ タイム スタンプを識別する能力。

必要な設備とセットアップ

インベントリをレポートした複数のワークステーションまたはサーバー。

実行の詳細

  1. 以下の Web レポートを作成します。

    SELECT v_GS_SYSTEM.name0 as 'Machine', 
    v_GS_LastSoftwareScan.lastscandate as 'Last Software Inventory', 
    v_GS_WORKSTATION_STATUS.lasthwscan as ' Last Hardware Inventory' 
    from v_GS_SYSTEM  inner join v_GS_LastSoftwareScan  on 
    v_GS_SYSTEM.resourceid = v_GS_LastSoftwareScan.resourceid inner join 
    v_GS_WORKSTATION_STATUS on v_GS_SYSTEM.resourceid = 
    v_GS_WORKSTATION_STATUS.resourceid
    
  2. Web レポートを実行して、期待どおりにインベントリ情報が表示されることを確認します。

予想される出力詳細

コンピュータと、ハードウェア インベントリ、ソフトウェア インベントリが最後にレポートされた時刻を示すレポート。

N5.2 ラップトップの Office XP 展開候補の識別

ラップトップ コンピュータの場合は、要求に応じて柔軟に追加コンポーネントをインストールできないので、通常、デスクトップ コンピュータとは異なる形式のインストールが必要になります。

必要な機能

リリース範囲を決定する能力。

必要な設備とセットアップ

SMS 階層内に 1 台以上のポータブル コンピュータ。

実行の詳細

  1. 以下のクエリを作成します。

    select SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes, 
    SMS_G_System_SYSTEM.Name from SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE on 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId 
    inner join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes = "8" or 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes = "9" or 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes = "10" order by 
    SMS_G_System_SYSTEM_ENCLOSURE.ChassisTypes
    
    • 注意 この場合はすべてのラップトップ コンピュータを返します。 Office XP の展開候補のみに限定するには、Office XP の展開候補コンピュータのみのコレクションを使用してクエリを限定します。
  2. クエリを実行して、ラップトップ コンピュータのみが表示されることを確認します。

  3. このクエリに基づいて、対象とするコンピュータ用のコレクションを作成します。また、必要に応じて Web レポートを作成します。

予想される出力詳細

ラップトップ コンピュータの詳細を示すレポート。

N6.1 高速ネット - ワークに接続されたコンピュータへの展開

高速 LAN に接続されている対象システムに Office XP を展開します。

必要な機能

高速ネットワークに接続されたコンピュータに展開する能力。

必要な設備とセットアップ

ネットワークに接続された 1 台以上のコンピュータ。

Office XP 管理共有。

上記の共有で使用でき、テスト N3.4.1 の一部として作成された必要な MST ファイル。

実行の詳細

ここでは、SMS を使用してテストされる最初の展開なので、以下のように SMS パッケージを作成する必要があります。

  1. SMS で Office パッケージを作成します。

  2. N3.4.1 で作成した MST ファイルを使用するための個別のコマンド ラインを作成します。 SMS で MST ファイルごとにプログラムを作成してこれを実現します。

    プログラム名

    コマンド

    環境

    基本ユーザー インストール

    setup.exe TRANSFORMS=00Basic.MST /qb+

    ユーザーがログオンしているときのみ。

    ユーザー入力が必要で、管理権限で実行。

    基本ユーザー インストール (非表示)

    setup.exe TRANSFORMS=00Basic.MST /qn

    ユーザーがログオンしているかどうかは無関係。

    管理権限で実行。

    マーケティング部門インストール

    setup.exe TRANSFORMS=00 Marketing.MST /qb+

    ユーザーがログオンしているときのみ。

    ユーザー入力が必要で、管理権限で実行。

    マーケティング部門インストール (非表示)

    setup.exe TRANSFORMS=00 Marketing.MST /qn

    ユーザーがログオンしているかどうかは無関係。

    管理権限で実行。

    PowerPoint 追加

    MaintWiz.exe /c 00AddPPT.CMW /qb+

    ユーザーがログオンしているときのみ。

    ユーザー入力が必要で、管理権限で実行。

    PowerPoint 追加 (非表示)

    MaintWiz.exe /c 00AddPPT.CMW /q

    ユーザーがログオンしているかどうかは無関係。

    管理権限で実行。

    アンインストール

    setup.exe /x PROPLUS.MSI /qb+

    ユーザーがログオンしているときのみ。

    ユーザー入力が必要で、管理権限で実行。

    アンインストール (非表示)

    setup.exe /x PROPLUS.MSI /qn

    ユーザーがログオンしているかどうかは無関係。

    管理権限で実行。

  3. 必要な配布ポイントにパッケージを割り当てます。

パッケージをセットアップした後、このテストの提供情報を作成します。

  1. ネットワークに接続されたコンピュータを特定して、適切なコレクションを作成します。

  2. "基本ユーザー インストール" プログラムをコレクションに対して使用して、Office パッケージを提供します。 [ 遅いリンクには割り当てを必須にしない ] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

  3. Office XP のインストールが完了するまでワークステーションを監視します。

予想される出力詳細

Office XP がインストールされたワークステーション。

N6.2 CD-ROM インストールの作成

Office XP のような大きなパッケージを低速リンクで展開は適切ではありませんが、そのような場合でも、組織には Office XP をインストールしたユーザーを追跡する機能が必要になります。 これを行う 1 つの方法は、SMS を使用してインストールを開始し、ファイルは CD-ROM などのローカル ソースを使用することです。

必要な機能

ローカル ソースを使用して、SMS により Office XP のインストールを開始する能力。

必要な設備とセットアップ

CD-ROM からインストールを完全に行うことは、CD-ROM の存在チェックやその他のシステム チェックも含めて、このテストの範囲外です。 ここで説明している方法では、CD-ROM を作成する必要なしで、概念をテストします。

  • 注意 このテストの前に Office 管理インストールをセットアップしておく必要があります。

Office XP のインストールは、以下の 2 つのコンポーネントに分かれています。

  • CD-ROM コンテンツ。これはルート レベルのファイル、*.MST、*.CMW を "除く" すべてのファイルです。

  • SMS パッケージ (CDWRAP) コンテンツ。これは Office 管理インストールのルートからの *.MST、 *.CMW です。

また、SMS パッケージは Microsoft Office のインストールの開始に使用されるバッチ ファイルを含んでいます。 この Install.bat ファイルの内容は以下のとおりです。

@echo off 
setlocal 
echo. 
echo Office XP Installation 
echo Do not close this window 
echo. 
\\cammsmsms03a\OfficeXPCD\setup.exe TRANSFORMS=%CD%\%1 /qn

CD-ROM コンテンツ フォルダは \\cammsmsms03a\OfficeXPCD で共有されます。 このフォルダは、このテストで使用するためにバッチ ファイルでハードコードされています。 実際の CD-ROM インストールを実装していた場合は、ハードコードされたパスを CD-ROM ドライブのパスに置き換え、CD-ROM の有無を確認するためのルーチンを追加します。

MST ファイルのファイル パスを指定する必要があるので、バッチ ファイルは setup.exe を直接起動するのではなく、セットアップで使用されます。 このパスは、バッチ ファイル、つまりセットアップが実行されるフォルダです。 このパスは、SMS からインストールされる場合は、配布ポイントのパッケージ フォルダと同じになります。 このパスは前もって決定できないので、バッチ ファイルで %CD% 変数を使用して受け取る必要があります。

使用する MST ファイルを 00Basic.MST や 00laptop.MST などのコマンド ライン引数としてバッチ ファイルに渡します。

新しいパッケージ Office XP CD Distribution を作成します。 ソースには上記の SMS パッケージ コンテンツを指します。 このフォルダはテスト N3.6.D で作成したものと同一の MST および CMW を含んでいます。 配布ポイントをセットアップします。

実行の詳細

以下の設定で上記のソース (CDWRAP) 用のプログラムを作成します。

プログラム名

基本ユーザー インストール

コマンド ライン

Install.bat 00Basic.MST

ユーザー入力が必要。

確認されます

実行モード

管理権限で実行。

ドライブ モード

ドライブ記号が必要 (BAT ファイルを実行するため)

プログラムが提供されると、Windows XP クライアントで提供情報プログラムから対話的に実行されることがあります。

予想される出力詳細

上記のように、CD-ROM ラッパーを使用してリモート ラップトップまたはクライアントにインストールし、それを確認できること。

N6.3 不十分な帯域幅でリモート クライアントへの Office XP の展開

リモート クライアントに Office XP を展開します。ただし、利用可能な帯域幅が少ないときはインストールが行われません。

必要な機能

接続を考慮してコンピュータを対象として指定する能力。

必要な設備とセットアップ

(非表示インストールではなく) 基本ユーザー インストールを使用して、ワークステーションのグループを対象とした Office XP の提供情報を作成します。

1 台のワークステーションはネットワークに配置しないで、ダイアル回線で接続する必要があります。 低速リンク経由では、提供情報が実行されないように設定します。

実行の詳細

  1. 対象コレクション内のクライアントを使用してダイアルします。

  2. 提供されたプログラムから [Office Advert to Run] を選択します。

予想される出力詳細

低速リンク経由では、Office パッケージが実行されないこと。

N6.4 ユーザー ログオン中の Office XP のインストール

大規模展開の場合、管理者はユーザーがいつコンピュータにログオンするかを常に制御できるわけではありません。

必要な機能

ユーザーのログオン中に Office XP を非表示で展開する能力。

必要な設備とセットアップ

N6.1 で作成した SMS パッケージとユーザーがログオンしている1 台以上のコンピュータのコレクション。

実行の詳細

基本インストール プログラム (非表示) をコレクションに割り当てます。

予想される出力詳細

Office XP が非表示でインストールされます。

N6.5 ユーザー ログオンなしで Office XP のインストール

大部分のコンピュータでは、ユーザーのログオンなしで Office XP が展開されます。

必要な機能

ユーザーのログオンなしで Office XP を展開する能力。

必要な設備とセットアップ

N6.1 で作成した SMS パッケージ。

ユーザーがログオンしていない状態の 1 台以上のコンピュータのコレクション。

実行の詳細

  1. 基本インストール プログラム (非表示) をコレクションに割り当てます。

  2. インストールを確認するために、ステータス メッセージを監視します。

  3. ワークステーションにログオンして Office XP が正常にインストールされたことを確認します。

予想される出力詳細

Office XP が、ユーザーがログオンしていない状態でインストールされます。

N6.6 Office XP が展開されたことを識別するためのインベントリの実行

インベントリ情報が最新ではない場合、アドホック インベントリ サイクルを実行して、クライアントから最新データを取得できます。

必要な機能

クライアントにインベントリを強制的にレポートさせる能力。

必要な設備とセットアップ

しばらくの間インベントリがレポートされず、かつ、このテスト中はインベントリがレポートされないようにスケジュールが設定されている必要があります。

SMS Support Tool または SMS リソース キットの Cliutils.exe。または、SP4 の CD-ROM の Cliutils.exe。

実行の詳細

SMS リソース キットの Cliutils ツールを使用して、SMS クライアントにハードウェアとソフトウェア インベントリを強制的に更新させます。

  1. リソース キットの Cliutils.exe ユーティリティだけを保持するパッケージを作成します。

  2. 配布ポイントをパッケージに割り当てます。

  3. 以下の 2 つのプログラムを作成します。

    • ハードウェア インベントリを実行します。 コマンド ライン: cliutils.exe /START "Hardware Inventory Agent"

    • ソフトウェア インベントリを実行します。 コマンド ライン: cliutils.exe /START "Software Inventory Agent" 注意これらのエージェントはユーザーがログオンしているかどうかに関係なく実行されます。

  4. 各プログラム ラインを使用して、2 つの提供情報を作成します。次に、ユーザーがログインしているかどうかにかかわらず、管理者権限を使用して、できるだけ早くすべての Windows XP クライアントに提供します。

  5. また、提供情報のステータスや、SMSUtils ツールの Advertisement Status Viewer を使用して、提供情報が実行されていることを確認します。

  6. リソース エクスプローラで選択したワークステーションのインベントリと、更新済みのインベントリが収集されたことを確認します。

予想される出力詳細

SMS リソース エクスプローラを使用して参照できる更新されたハードウェアとソフトウェア インベントリ。

N6.7 Office XP を必要とする新規コンピュータの展開

新しいワークステーションがネットワークに追加されたとき、Office XP がビルド プロセスの一部ではない場合、SMS は Office が必要な新しいコンピュータを識別し、それをインストールできる必要があります。

必要な機能

必要なコンピュータに自動的に Office XP をインストールする能力。

必要な設備とセットアップ

既存のワークステーションに Office XP が配置されて間もない、稼動中の SMS サイト。 展開はインベントリ情報のメンバシップに基づく動的コレクションを使用する必要があります。 (この例では、必要最小限のハードウェア要件を満たし、Office XP がインストールされていないすべての Windows XP ワークステーションです。)

Office XP がインストールされていない新しいワークステーションも必要です。ただし、このワークステーションには SMS クライアントがまだインストールされていない必要があります。

コレクション自体のメンバシップを定期的に更新するようにコレクションを設定する必要があります。15 分ごとが望ましい設定です。

実行の詳細

  1. 新しいワークステーションに SMS クライアントをインストールします。 これは自動的に行えます。

  2. SMS インベントリと、Office XP が展開されるコレクションを監視します。

  3. 新しいワークステーションに Office XP がインストールされたことを確認します。

  • 注意インストールにかかる時間は、コレクションの更新頻度と APM サイクルの頻度によって異なります。

予想される出力詳細

新しいワークステーションに Office XP が自動的にインストールされること。

N6.8 DSL の更新

管理者は、実稼動環境でテスト済みパッケージを再作成せずに、テスト済みパッケージをインポートすることによって、エラーの可能性を最小限に抑えることができます。

必要な機能

実稼動サイトにテスト パッケージを転送する能力。

必要な設備とセットアップ

2 つのSMS サイト。1 つは実稼動をテストするためのサイトです。 テスト サイトは、稼動状態のテスト済み SMS パッケージを保持している必要があります。この SMS パッケージは実稼動環境で使用できるパッケージです。

実行の詳細

SMS リソース キット ツールの SMS Site Properties Manager (SMSSPM.exe) を使用して、以下のことを行います。

  1. テスト クエリ、コレクション、およびパッケージが既に作成されている SMS サイトに接続します。

  2. [Packages] で、新しく作成した Office XP パッケージを選択します。

  3. Office XP パッケージを右クリックして [Export Selected Packages] を選択します。

  4. OfficeXPPkgs.SDF という名前でファイルに保存します。

  5. [Queries][Collections] についても同様にしてエクスポートします。

予想される出力詳細

テストで使用した SMS パッケージとクエリのコピー。これをバックアップとして基準ソフトウェア ライブラリ (DSL) に保存し、実稼動環境で使用します。

N7.1 SMS パッケージのインポート

テスト環境でパッケージをテストした後は、実稼動環境にテスト済みのパッケージをインポートする必要があります。 オブジェクトを手動で再作成することは、不適切な構成の原因になる可能性があります。

必要な機能

SMS パッケージが正しく SMS にインポートされること、およびパッケージの属性が予想どおりであることを確認する能力。

必要な設備とセットアップ

1 つの階層内に含まれない、実稼動とテストの 2 つのサイト。 パッケージやクエリなど、実稼動環境には存在しないオブジェクトをいくつかテスト サイトに作成しておく必要があります。

実行の詳細

パッケージ、クエリおよびコレクションがインポートされる SMS サイトで以下の作業を行います。

  1. エクスポートする際に、同じの名前のパッケージ、クエリおよびコレクションが存在していないことを確認します。 存在する場合は、インポートの際に上書きされることがあります。 同一の名前のパッケージが存在し、ロックされている場合、親サイトでそれらが作成されたことを意味するので、上書きや変更はできません。つまり、パッケージが作成された親サイトでそのパッケージを削除する必要があります。

  2. SMS Site Properties Manager を実行してサイトに接続します。

  3. [Packages] で、[Packages] を右クリックして [Import] を選択します。

  4. パッケージのエクスポート先のファイルを選択します。

  5. インポートするすべてのパッケージを選択して [OK] をクリックします。

  6. [Queries][Collections] についても同様にしてインポートします。

  • 注意 SMS Site Properties Manager を使用してパッケージをインポートした後で、配布ポイントを手動で確認し、設定する必要があります。

予想される出力詳細

有効な設定でテスト サイトから実稼動サイトにインポートしたオブジェクト。

N8.1 SMS クライアントを持たないコンピュータの識別

SMS で参照するコンピュータの中には、Office XP の展開前に SMS クライアントがインストールされていないものもあります。 管理者はこのようなコンピュータを識別する必要があります。 また、そのようなコンピュータが見つかった場合はそれを事故管理に報告する必要があります。

必要な機能

SMS クライアントを持たないワークステーションを識別する能力。

必要な設備とセットアップ

SMS 階層に配置され、かつ、SMS クライアントがインストールされていない 1 台以上のコンピュータ。

実行の詳細

  1. 以下の SMS クエリを作成します。

    select Name, SMSAssignedSites, IPAddresses, IPSubnets, 
    OperatingSystemNameandVersion, ResourceDomainORWorkgroup, 
    LastLogonUserDomain, LastLogonUserName, SMSUniqueIdentifier, ResourceId, 
    ResourceType, NetbiosName from sms_r_system where Client = 0
    
  2. このクエリで返されるコンピュータに SMS クライアントがインストールされていないことを確認します。

  3. 必要に応じて Web レポートを追加作成します。

予想される出力詳細

SMS クライアントがインストールされていないコンピュータをすべて示すレポート。

N9.1 サイト間のパッケージ展開の制御

管理者は、低帯域幅ネットワークを展開する SMS 階層で、SMS が低速リンク経由でソフトウェアを配布するときに、その配布を制御する必要があります。

必要な機能

低速リンク経由でのソフトウェア配布を管理する能力。

必要な設備とセットアップ

N6.1 で指定したように Office XP パッケージを作成します (新しいパッケージである必要があります)。 配布設定を十分遅くなるように設定します。 また、以下のようにして、子サイト (この場合は PRO) のアドレスに対して、15 時間後までパッケージを配布できないようにタイミングを変更します。

nsmst01

また、TST サイトのアドレス設定を通常の設定 (常時データを送信する設定) にします

実行の詳細

PRO サイトと TST サイトのパッケージに配布ポイントを割り当てます。 パッケージ ステータスを監視して、各サイトがいつパッケージを取得するかを確認します。

予想される出力詳細

TST サイトは配布ポイントが割り当てられた直後にパッケージを取得しますが、PRO サイトは 15 時間後に初めて取得します。

N9.2 SMS 媒体使用センダを使用したファイルの転送

MS 媒体使用センダを使用して、ファイルをある SMS サイトから別のサイトに転送し、リモート配布ポイントが更新されていることを確認する必要があります。

必要な機能

ネットワークの帯域幅が狭いサイトにオンライン以外で Office XP ファイルを送信する能力。

必要な設備とセットアップ

次のようにして SMS Microsoft 管理コンソール (MMC) を起動し、媒体使用センダで使用するためのパッケージ ID を特定します。

実行の詳細

  1. 親サイトで子サイトの媒体使用センダ アドレスを作成します。

  2. 媒体使用センダを使用するように指定する、新しい Office XP パッケージを作成します。

    nsmst02

  3. このパッケージを子サイトの配布ポイントに割り当てます。

    パッケージが 1 つのファイルに圧縮され、SMS ディレクトリを含むドライブのルート ディレクトリに配置されます。 一時ファイルが作成された後、続行されます。

  4. SMS 媒体使用センダを起動して、[ ファイル ] メニューの [ 発送パーセルの作成 ] を選択します。 [ 項目 ][Office XP] パッケージを選択します。 [ 次へ ] をクリックします。 [ 発送方法 ][Sent by removable media] を設定します。 [ 完了 ] をクリックします。

  5. 次のパッケージの CD-ROM を作成します。 <SMSDRIVE>\SMS\INBOXES\COURSEND.BOX\OUT\<Pacakage>/PCL

  6. 子サイトの SMS サーバーで、SMS 媒体使用センダを起動して [ パーセルの受け取り ] を選択します。 CDーROM を参照して *.PCL ファイルを選択します。

  7. パッケージ ID を求められた場合は、次のテスト 9.3 のように、パッケージ ID を指定してパッケージのステータスを追跡します。

予想される 出力詳細

媒体使用センダを使用して Office XP パッケージが子サイトに配布されます。

N9.3 配布ポイントの割り当て

Office XP のソース ファイルを上記のテストのとおりに配布し、すべての配布ポイントがバイナリを受信したことを示すステータス レポートを作成します。

必要な機能

パッケージのソース ファイルが配布ポイントに到達したことを確認する能力。

必要な設備とセットアップ

多数の配布ポイントを持つ 1 台の SMS サイト サーバー。

実行の詳細

パッケージ ID が分からない場合は、ID を取得するためにノード情報オプションを使用して SMS 管理コンソールを実行します。これを行うには、次のプロパティを使用して管理コンソールへの新しいショートカットを作成します。

これを実行すると、すべてのプロパティ シートに [ ノード情報 ] タブが表示されます。 ここにはパッケージ ID が含まれます。特に、 [ パッケージ プロパティ ] のノード情報にパッケージ ID を示す [PackageID] という項目が表示されます。

以下のように変更したステータス メッセージ クエリを作成します。

select stat.*, ins.*, att1.*, stat.Time from  SMS_StatusMessage as stat 
left join SMS_StatMsgInsStrings as ins on ins.RecordID = stat.RecordID 
left join SMS_StatMsgAttributes as att1 on att1.RecordID = 
stat.RecordID inner join SMS_StatMsgAttributes as att2 on stat.RecordID 
= att2.RecordID where att2.AttributeID = 400 and att2.AttributeValue = 
##PRM:SMS_StatMsgAttributes.AttributeValue## and stat.Component = 
"SMS_DISTRIBUTION_MANAGER" and ( stat.MessageID = 2329 OR 
stat.MessageID = 2330 ) and stat.Time >= ##PRM:SMS_StatusMessage.Time## 
order by stat.Time DESC

これにより、配布ポイントの更新メッセージは、すべての配布ポイントが指定した時間以降にパッケージを受け取ったかどうかを確認できます。 配布ポイントが最近 12 時間以内に更新されることを期待する場合は、time パラメータに 12 時間を指定します。このクエリはパッケージが正常に配布された配布ポイントを返します。

予想される出力詳細

SMS コンソールを使用してパッケージが各配布ポイントに到達したことを確認するための出力とステータス メッセージ。

N10.1 Office XP Finance のコンピュータに対象指定

異なるコンピュータのグループには、異なる構成の Office XP が対象となるため、Office XP の構成が予想通りにコンピュータに設定されていることを確認する必要があります。

必要な機能

公開計画に従って、組織内の選択したグループ (たとえば、Finance) に Microsoft Office XP を展開する能力。

必要な設備とセットアップ

  • Office XP を必要とする数台のワークステーション。

  • 以下の構造を利用できる Active Directory。

    • Desktops

    • Finance

    • Marketing

  • Finance 組織単位は、数台のコンピュータを所持している必要があります。 その中の一部には Office XP がインストールされていませんが、必要なハードウェアは装備しています。

  • AD Directory Discovery Agent を実行し、Active Directory の組織単位 Desktops のすべてのコンピュータを識別しておく必要があります。

実行の詳細

  1. テストの目的上、Office XP がインストールされておらず、かつ、Desktops 組織単位に所属するコンピュータとして識別されたすべてのコンピュータを対象とします。 以下のクエリを使用して、これを行うことができます。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name from SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_R_System.DirectoryLocation = 
    "OU=Finance,OU=Desktops,DC=cammsma,DC=net"
    
    • 注意 Office XP を必要とし、ハードウェア要件を満たすコンピュータをすべて含むコレクションに限定されることを保証します (N1.4 で作成したクエリに基づきます)。
  2. クエリに基づくコレクションを作成します。

  3. 基本ユーザー インストール (非表示) プログラムと設定済みの Office XP パッケージを使用して提供情報を作成します。

  4. 新しいソフトウェア インベントリ サイクル (クエリを使用して最後に行われたソフトウェア インベントリを確認します) を待機した後、上記のクエリを再実行します。 このクエリは結果を返しません。 コレクションが更新されると、コレクションは空になります。

  5. 対象ワークステーションを確認します。これらのワークステーションには、基本の Office XP がインストールされます。

  6. 異なる部門 (Marketing など) を表す多数のコンピュータを選択するクエリを新たに作成します。

  7. マーケティング部門インストール (非表示) プログラムをこのコレクションに展開します。

  8. インストールが成功し、Marketing のコンピュータが Finance のコンピュータのコンポーネントではなく、Marketeing のコンピュータ用のコンポーネントを受け取ったことを確認します。

予想される出力詳細

Office XP が選択したワークステーションにインストールされます。 管理者は必要に応じて、選択基準をさらに細かく設定できます。たとえば、特定のサブネット上にあるコンピュータのみを選択できます。

N10.2 展開が成功したかどうかを判断するための進捗状況の追跡

管理者は Office XP の展開が開始されたら、インストールの進捗状況とインストールの成功を追跡できる必要があります。

必要な機能

SMS ツールやステータス メッセージを使用して、Office XP が正常にインストールされたことを検証する能力。

必要な設備とセットアップ

Office XP がインストールされていない数台のコンピュータ。このコンピュータに既存の Office XP パッケージを送信できます。

実行の詳細

  1. Office XP を多数のコンピュータに提供します。

  2. 提供情報ステータスを使用して進捗状況を監視します。

予想される出力詳細

インストールが作成したかどうかの確認メッセージ。このメッセージは SMS MMC に表示できます。

N10.3 変更のロールバック

展開中に、何台かまたはすべてのコンピュータで展開のロールバックが必要になることがあります。

必要な機能

Office XP のインストールをロールバックする能力。

必要な設備とセットアップ

Office XP を複数のワークステーションに展開する必要があります (すべてではありません)。

実行の詳細

  1. パッケージ ID が分からない場合は、ID を取得するためにノード情報オプションを使用して SMS 管理コンソールを実行します。これを行うには、次のプロパティを使用して管理コンソールへの新しいショートカットを作成します。

    C:\SMS\bin\i386\sms.msc /SMS:nodeinfo=1

    これを実行すると、すべてのプロパティ シートに [ ノード情報 ] タブが表示されます。 ここにはパッケージ ID が含まれます。特に、 [ パッケージ プロパティ ] のノード情報にパッケージ ID を示す [PackageID] という項目が表示されます。

  2. 以下のクエリを使用して提供情報からすべての成功ステータス メッセージを検索します。

    select * from SMS_R_System where Name is in (select distinct 
    stat.MachineName from  SMS_StatusMessage as stat left join 
    SMS_StatMsgAttributes as att1 on att1.RecordID = stat.RecordID inner 
    join SMS_StatMsgAttributes as att2 on att2.RecordID = stat.RecordID 
    where stat.Component = "Available Programs Manager (APM)" and 
    stat.MessageID = 10008 and att2.AttributeID = 401 and 
    att2.AttributeValue ="MGM2001D")
    
    • 注意 クエリの属性値 <B>MGM2001D</B> を、特定の提供情報の提供情報 ID に置き換える必要があります (以下のようにノード情報を使用して提供情報 ID を取得します)。

    このクエリはインストール プログラムを正常に実行したコンピュータの一覧を作成します。つまり、一覧に示されるコンピュータには Office XP がインストールされています。

  3. これらの結果に基づいて以下のことを行います。

  • クエリに基づく新規コレクションを作成します。

  • Office XP パッケージ用に新しい提供情報を作成して、このコレクションについて非表示のアンインストール プログラムを実行します。

  • この新しい提供情報が正常に実行されていることを確認します。

  • 対象コンピュータから Office XP が削除されたことを確認します。

予想される出力詳細

アプリケーションがインストールされたかどうかを示す SMS ステータス レポート。

N10.4 公開完了の確認

管理者はパッケージの展開後、予定したワークステーションがパッケージを受け取ったことを確認できる必要があります。

必要な機能

すべての対象のコンピュータが Office XP を受け取り、Office XP をインストールしたことを確認する能力。

必要な設備とセットアップ

すべてのクライアントに展開された Office XP (マーケティング部門インストール)。

実行の詳細

該当するすべてのクライアントがソフトウェアを受け取ったことを完全に確認するには以下を行います。

  1. (上記の) 成功したインストールのステータス メッセージを確認します。

  2. 新しいソフトウェア インベントリ サイクル後、対象コレクションのコレクション メンバーシップを更新してコレクションが空であることを確認します。

  3. 新しいクエリを使用してソフトウェア インベントリを確認します。

  4. たとえば、Office のマーケティング部門インストールを持つすべてのコンピュータを表示する場合は以下のようになります (winword.exe、powerpnt.exe、Outlook および Excel)。

    select SMS_G_System_SYSTEM.Name from  SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select 
    SMS_G_System_SYSTEM.Name from SMS_R_System inner join 
    SMS_G_System_SoftwareFile on SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId inner join SMS_G_System_SYSTEM on 
    SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId where 
    SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = "OUTLOOK.EXE" and 
    SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation") and 
    SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name from 
    SMS_R_System inner join SMS_G_System_SoftwareFile on 
    SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = 
    "POWERPNT.EXE" and SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation") 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name 
    from  SMS_R_System inner join SMS_G_System_SoftwareFile on 
    SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = 
    "WINWORD.EXE" and SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation") 
    and SMS_G_System_SYSTEM.Name in (select SMS_G_System_SYSTEM.Name 
    from  SMS_R_System inner join SMS_G_System_SoftwareFile on 
    SMS_G_System_SoftwareFile.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId inner 
    join SMS_G_System_SYSTEM on SMS_G_System_SYSTEM.ResourceID = 
    SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_SoftwareFile.FileName = 
    "Excel.EXE" and SMS_G_System_SYSTEM.SystemRole = "Workstation")
    
  • 注意 組織内に Access を既に展開しており、このクエリでそのようなコンピュータを参照しないようにしたい場合、管理者は Access がインストールされたコンピュータを返さないようなサブクエリを追加できます。 Not in コマンドの使用例はテスト 1.3 を参照してください。

予想される出力詳細

すべてのクライアントがソフトウェアを受け取って、計画を更新し、公開が完了したことの確認。

寄稿者

プログラム管理チーム

Anthony Baron, Microsoft Corporation

Nigel Cain, Microsoft Corporation

主執筆者

Kamal Patel, Microsoft Corporation

テクニカル ライタ

Jerry Dyer, Microsoft Corporation

編集者

Pat Rytkonen, Volt Technical Services

Christine Waresak, Volt Technical Services

その他の寄稿者

Nigel Cain, Microsoft Corporation

Andrew Savvides, consultant

Josh Bradbury, PCR Recruitment

Richard Trusson, Microsoft Corporation