統合サービス デスクの構成データをインポートする
次のいずれかの方法を使用して、Unified Service Desk の構成データをターゲットの Microsoft Dynamics CRM Server にインポートできます、。
構成移行ツール の使用
エクスポートされる構成データを格納する Unified Service Desk のカスタム パッケージの作成
構成データをターゲット システムにインポートできるようにするには、その前に、かならず、Unified Service Desk の構成データをソース システムからエクスポートしておきます。詳細 : 統合サービス デスクの構成データをエクスポートする
このトピックの内容
構成移行ツールを使用して構成データをインポート
統合サービス デスクのカスタム パッケージを使用して構成データをインポート
構成移行ツールを使用して構成データをインポート
構成データを移行する CRM インスタンスに、必要な Unified Service Desk パッケージが展開されていることを確認してください。そうでない場合は、サンプルの Unified Service Desk パッケージを展開してください。詳細 : パッケージ展開機能を使用したサンプル統合サービス デスク アプリケーションの CRM サーバーへの展開
構成移行ツール を実行し、メイン画面で、[データのインポート] をクリックします。ツールのダウンロードの詳細については、「統合サービス デスクの構成データをエクスポートする」の手順 1 を参照してください。
[ログイン] 画面で、認証の詳細を指定し、データのエクスポート元の CRM サーバーに接続します。CRM サーバーに複数の組織があり、構成データをエクスポートする組織を選択する場合、[使用可能な組織の一覧を常に表示する] チェック ボックスをオンします。[ログイン] をクリックします。
複数の組織があり、[使用可能な組織の一覧を常に表示する] チェック ボックスをオンにする場合、次の画面で接続する組織を選択できます。接続する 組織を選択します。
次の画面で、インポートするデータ ファイル (.zip) を指定するように求められます。データ ファイルを参照して選択し、[データのインポート] をクリックまたはタップします。
次の画面にレコードのインポートの状態が表示されます。データのインポートは複数のパスで実行され、最初に依存データのキュー中に基盤データをインポートし、続くパスで依存データをインポートし、データ依存またはリンクを処理します。これにより、クリーンで一貫性のあるデータ インポートができます。
[終了] をクリックしてツールを閉じます。
統合サービス デスクのカスタム パッケージを使用して構成データをインポート
Unified Service Desk の既存のインスタンスからエクスポートした構成データを格納したカスタム パッケージを作成できます。Unified Service Desk 構成データを展開するためのカスタム パッケージを作成するには、Unified Service Desk のいずれかの既定のパッケージに含まれるすべての既存のファイルを使用して、標準の構成データをエクスポートした Unified Service Desk の構成データに置き換えます。Unified Service Desk のカスタム パッケージを、Visual Studio 用 CRM SDK テンプレートを使用して作成できます。
開始する前に
Unified Service Desk パッケージ ファイル (自己解凍の実行形式) をダウンロードし、ファイルをダブルクリックして内容を抽出します。既定のいずれかのパッケージに含まれるファイルを使用して、サンプルのアプリケーションを作成します。この例では、基本パッケージ (<ExtractedFolder>\USDPackageDeployer\BasePackage) の下のファイルを使用します。
前提条件と、Microsoft Visual Studio 用の Microsoft Dynamics CRM SDK テンプレートを使用してカスタム パッケージを作成する方法をかならず理解しておいてください。パッケージ作成のための CRM のSDK テンプレートの使い方の詳細については、CRM の SDK ヘルプの「MSDN: CRM Package Deployerのパッケージを作成する」を参照してください。
CRM SDK パッケージ (.exe) をダウンロード して展開し、<ExtractedFolder> \SDK\Tools\ フォルダーの下にある PackageDeployer フォルダーに配置します。このフォルダーには、Visual Studio を使用してカスタム プロジェクトを作成するために必要なアセンブリが入っています。
CRM の SDK テンプレート (CRMSDKTemplates.vsix) を、前の手順で抽出した CRM の SDK パッケージからインストールします。ファイルは SDK\Templates フォルダーで利用できます。
カスタム パッケージの作成方法
Visual Studio を起動し、[CRM パッケージ] テンプレートを使用して新しいプロジェクトを作成します。
[ソリューション エクスプ ローラー] ウィンドウで、[PkgFolder] を展開し、[ImportConfig.xml] ファイルを削除します。
既定の Unified Service Desk パッケージのいずれかからの既定の構成データ ファイルを除く、すべての既存のソリューション、インポート構成、およびその他のファイルを Visual Studio プロジェクトに追加します。この例では、基本パッケージを使用します。次のファイルを*<ExtractedFolder>*\USDPackageDeployer\BasePackageフォルダーからVisual Studioソリューションの PkgFolder に追加します。
DynamicsUnifiedServiceDesk_1_0_managed.zip
ImportConfig.xml
UII Option.csv
UiiforMicrosoftDynamicsCRM3_0_managed.zip
UIIOption.xml
UsdBaseCustomization_1_0_managed.zip
前に Unified Service Desk の既存のインスタンスからエクスポートした構成データ ファイル (.zip) を追加します。
[PkgFolder] フォルダーの下に追加したファイルごとに、[プロパティ] ウィンドウで、[出力ディレクトリにコピー] の値を [常にコピー] に設定します。これにより、追加したファイルを生成されたパッケージで利用できるようになります。
[PkgFolder] の下にある [ImportConfig.xml] ファイルをダブルクリックし、そのファイルを編集します。手順 5 で追加したエクスポート ファイル (.zip) の名前と一致するように、
crmmigdataimportfile
のパラメーターの値を更新します。[PackageTemplate.cs] ファイルをダブルクリックし、パッケージ名と説明を更新します。この詳細については、CRM の SDK ヘルプの「MSDN: CRM のパッケージ展開機能のパッケージを作成する」を参照してください。
プロジェクトを保存し、ビルド(ビルド > ソリューションのビルド) し、パッケージを作成します。<Project>\Bin\Debug フォルダー内のすべての内容がパッケージです。アセンブリ ファイル (.dll) は Visual Studio のプロジェクト名と同じ名前で作成されます。このファイルには、前の手順で作成したカスタム コードが含まれます。
Visual Studio のプロジェクトのデバッグ フォルダー (<Project>\Bin\Debug) の全体の内容を [PackageDeployer] フォルダー、すなわち、[PackageDeployer.exe] ファイルと同じ場所にコピーします。いくつかのファイルを置い換えるようにメッセージが表示されます。確認を受け入れ、パッケージ展開機能ツール フォルダーのファイルを置き換えます。
ファイルがコピーされたら、[PackageDeployer.exe] ファイルをダブルクリックしてツールを実行します。
ターゲット CRM サーバーの資格情報を指定するように求められます。詳細を指定し、作業を続行します。
[パッケージの選択] 画面で、展開するカスタム パッケージを選択し、ウィザードの画面に従ってパッケージを展開します。
関連項目
概念
Send comments about this topic to Microsoft.
© 2015 Microsoft. All rights reserved.