Planning Server の展開トポロジ

更新 : 2009-04-16

次の図は、Planning Server のトポロジを示しています。

Planning Server アーキテクチャ

開発、テスト、および運用環境

この製品はその構成が複雑なため、"開発 - テスト - 運用" という大規模システムの展開モデルに従って運用環境に Planning Server を展開することができます。Planning Server では、ビジネス要件に基づいてインストールと構成をカスタマイズできます。このカスタマイズ プロセスは開発ステージとも呼ばれ、このステージに使用するコンピュータのシステムは "開発"** 環境と呼ばれます。カスタマイズが完了したら、、システムを "テスト" 環境に移行し、ユーザーによる詳細なテストを実施してシステムが予想通りに動作するどうかを検証できます。最後に、、カスタマイズおよびテストを終了したシステムを "運用" 環境に展開します。開発システムととテスト システムを統合して、"開発 - テスト" **環境とすることもできます。

これらの各環境の物理的な展開では、それぞれ異なる構成を使用できます。たとえば、開発 - テスト環境をスタンドアロン構成にして、最終的には 30 台のサーバーの運用環境に移行することができます。詳細については、『PerformancePoint Server 2007 操作ガイド』の「テスト環境からの Planning Server データの移行」を参照してください。

サンプル : 3 台のサーバーのトポロジ

最初のサンプル展開トポロジは、3 台のサーバーのトポロジです。Server1 には SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) がインストールされています。Server2 には SQL Server 2005 Analysis Services Enterprise Edition がインストールされており、Server 3 には PerformancePoint Planning Server (Planning プロセス サービス、Planning Web サービス、および Planning 管理コンソール) がインストールされ、構成されています。

これは、テスト環境や小規模な組織などのための基本的な展開です。この例では、SharePoint 製品とテクノロジ (Windows SharePoint Service 3.0 または Microsoft Office SharePoint Server 2007) ではなくファイル共有が使用されています。

3 台のサーバー トポロジ

Server1 : SQL Server

Server2 : Analysis Services

Server3 : Planning Web サービス、Planning 管理コンソール、および Planning プロセス サービス サーバー

サンプル : 5 台のサーバーのトポロジ

2 番目のサンプル展開トポロジは、5 台のサーバーのトポロジです。最初のコンピュータには SQL Server、2 番目のコンピュータには Analysis Services サーバー、3 番目のコンピュータには Planning Web サービスと Planning 管理コンソール、4 番目のコンピュータには Planning プロセス サービス、5 番目のコンピュータには Windows SharePoint Services 3.0 または Office SharePoint Server 2007 をインストールします。

3 台のサーバー トポロジ

Server1 : SQL Server

Server2 : Analysis Services

Server3 : Planning Web サービスおよび Planning 管理コンソール

Server4 : Planning プロセス サービス 

Server5 : Windows SharePoint Services (または Office SharePoint Server) またはファイル共有

サンプル : 10 台のサーバーのトポロジ

このサンプル展開トポロジは、10 台のサーバーのトポロジです。このトポロジは、Planning Server のスケーラビリティを示しています。Planning Server のトポロジの各コンポーネントをインストールできます。システムの負荷とパフォーマンスの要件に応じて、各サーバー任意の台数のコンピュータにスケール アウトできます。たとえば、SQL Server を 5 台のコンピュータに配置し、Server1 には PPSPlanningSystem データベースと PPSPlanningService データベースを格納し、Server2 ~ Server5 には Planning アプリケーション #1 ~ #4 を格納できます。

10 台のサーバー トポロジの図

Server1 : SQL Server

Server2 : SQL Server

Server3 : Analysis Services

Server4 : Analysis Services

Server5 : Planning Web サービス 

Server6 : Planning Web サービス

Server7 : Planning プロセス サービス

Server8 : Planning プロセス サービス

Server9 : Planning 管理コンソール

Server10 : SharePoint 製品とテクノロジ

メモメモ :

PerformancePoint Server のドキュメントでは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 と Windows SharePoint Services 3.0 を総称して SharePoint Services と Windows SharePoint Services という用語を使用しています。

関連項目