コンテンツの保護と復旧 (Windows SharePoint Services 3.0)

コンテンツの保護と復旧の管理は、Windows SharePoint Services 3.0 のユーザー、サイトの所有者、および管理者が達成しなければならない 3 つの重要な目標の 1 つです。コンテンツの保護と復旧を適切に構成し、管理することで、ドキュメント、ファイル、リスト、およびライブラリが Windows SharePoint Services 3.0 展開内で確実に使用できます。ごみ箱、バージョン管理、またはMicrosoft System Center Data Protection Manager のような外部ツールを使用して、コンテンツの保護と復旧を行うことができます。

システムが適切に構成されている場合、コンテンツの保護と復旧は、エンド ユーザー、サイトの所有者、サイト コレクション管理者、ファーム管理者、およびシステム管理者が頻繁に行う小規模の活動です。このセクションでは、すべてのレベルでのコンテンツの保護と復旧に関わりがある人に情報を提供します。Windows SharePoint Services 3.0 のサイトとコンテンツのセキュリティ、アクセス許可レベル、およびセキュリティ グループについては、以下を参照してください。

サイトおよびコンテンツのセキュリティを計画する (Windows SharePoint Services)

コンテンツの復旧は管理者でないユーザーが関わる活動ですが、管理者には最終的にサーバー ファームのパフォーマンスと稼動状況を監視し、管理する責任があります。たとえば、システム管理者には、Microsoft System Center Data Protection Manager をインストールし、管理する責任があります。同様に、ファーム管理者には、バージョン管理のような機能が使用されることでストレージ容量が足りなくならないように、サイトのクォータを構成し、管理する責任があります。

さらに、サイトの所有者またはエンド ユーザーがアイテムまたはドキュメントを失ったり、上書きしたり、または破損したりした場合、コンテンツの復旧が必要なソリューションではない状況があります。たとえば、ドキュメントまたはリスト アイテムが削除され、ごみ箱に保持され、削除済みデータ バックアップが行われ、そして最終的には消去されます。ドキュメントが消去された後、それを取得する唯一の方法が、ドキュメントを含むコンテンツ データベースのアーカイブされたバージョンの復元です。どのような状況で、この方法でドキュメントまたはリスト アイテムを復元するかしないかを明示する手順とサービス レベル契約を用意しておく必要があります。

コンテンツの保護と復旧に対して、次のタスクを実行できます。