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Office 2010 のボリューム ライセンス認証のクイック スタート ガイド

 

適用先: Office 2010

トピックの最終更新日: 2016-11-29

この記事は、Microsoft Office 2010 のボリューム ライセンス エディションのライセンス認証を行うためのクイック スタート ガイドです。ボリューム ライセンス認証のことをよく知らない場合は、「Volume Activation Planning Guide (英語)」(https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd878528.aspx) (英語)、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を計画する」、および「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を展開する」を参照してください。Windows のボリューム ライセンス認証のことはよく知っているが、Office クライアント製品のボリューム ライセンス認証に必要な手順を知りたいと考えている IT 管理者を対象読者とします。

Office 2010 のボリューム ライセンス エディションではライセンス認証が必要です。このライセンス認証テクノロジは Windows ソフトウェア保護プラットフォームをベースとしています。Windows キー管理サービス (KMS) またはマルチ ライセンス認証キー (MAK) についてよく知っている管理者は、Office 2010 ライセンス認証の要件もすぐに理解できるでしょう。この記事では、Windows と Office での相違点について説明します。また、Office 2010 のライセンス認証に必要な手順についても説明します。

重要

この情報は、Office 2010 のボリュームライセンス版に適用されます。この情報は、サブスクリプションによってライセンスを供与される Office Professional Plus for Office 365 には適用されません。

この記事の内容

  • Windows と Office でのライセンス認証の相違点

  • Office 2010 ボリューム ライセンス認証のシナリオ

  • Office 2010 ボリューム ライセンス認証方法

  • KMS ホストをインストールおよび構成する

  • Office KMS ホストを Windows KMS ホストと同時にホストする

Windows と Office でのライセンス認証の相違点

KMS と MAK の両方に関する Windows ライセンス認証と Office ライセンス認証の相違点は次のとおりです。

KMS ライセンス認証:

  • KMS ホストのライセンス認証のしきい値は、5 クライアント コンピューターです。Office がインストールされた最低 5 台の物理コンピューターまたは仮想コンピューターがライセンス認証を要求したときに初めて KMS クライアントのライセンス認証を行うことができます。

  • Office 2010 KMS ホストでは 1 つの KMS ホスト キーだけをインストールしてライセンス認証を受ける必要があります。その後、この KMS ホストが、KMS クライアント キーがインストールされているすべての Office 2010 製品をライセンス認証します。

  • KMS ホストで slmgr.vbs コマンドを使用するときは、Office 2010 ライセンス認証 ID (bfe7a195-4f8f-4f0b-a622-cf13c7d16864) を入力する必要があります。slmgr.vbs スクリプトの詳細については、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を展開する」を参照してください。

  • Office 2010 KMS ホスト キーが認識されるように、Microsoft Office 2010 KMS ホスト ライセンス パック (https://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=97b7b710-6831-4ce5-9ff5-fdc21fe8d965) Web サイトにある KeyManagementServiceHost.exe をダウンロードして実行し、Office 2010 ライセンス ファイルをインストールする必要があります。

MAK ライセンス認証:

  • 各 Office スイートまたは製品には独自の MAK キーがあります。

  • Microsoft Project 2010 と Microsoft Visio には単独の MAK キーがあります。

    たとえば、1 つの MAK キーを使用して、Microsoft Office Professional Plus 2010 スイートのすべてのアプリケーションをライセンス認証できます。しかし、Project 2010、Visio、または Office Professional Plus 2010 スイートの製品 (Microsoft Word 2010、Microsoft Excel 2010 など) についても別途 MAK キーを入力する必要があります。

Office 2010 ボリューム ライセンス認証のシナリオ

ここでは、いくつかのシナリオを通じて、ユーザーの現在の環境や提案された環境に最適な方法と Office 2010 ソフトウェアのボリューム ライセンス エディションのライセンス認証手順を示します。これらのシナリオで示す詳細なライセンス認証手順は、Office 2010 クライアント製品 (Office Professional Plus 2010、Visio 2013、Project 2010) のすべてのボリューム ライセンス エディションに適用されます。

これらのシナリオは以下の記事に書かれています。

Office 2010 ボリューム ライセンス認証方法

Office 2010 のボリューム ライセンス エディションのライセンス認証を行う方法は、キー マネジメント サービス (KMS) とマルチ ライセンス認証キー (MAK) の 2 種類があります。この 2 つの方法の詳細については、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を計画する」の「ライセンス認証方法を検討する」を参照してください。

KMS ホストをインストールおよび構成する

KMS ホストとして使用できるのは、以下のオペレーティング システムだけです。

重要

Office 2010 の KMS ホスト キーは、オペレーティング システム別ではありません。ここに示したどのオペレーティング システムでも使用できます。これには 32 ビット版と 64 ビット版の両方が含まれます。

以下のオペレーティング システムは、KMS ホストとして使用できません。

  • Windows Vista のすべてのバージョン

  • Windows Server 2008 (サービス パックを含む)

詳細については、「Windows Vista および Windows Server 2008 対応のボリューム アクティベーション 2.0 (Volume Activation 2.0)」(https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb892849.aspx) を参照してください。

Office KMS ホストを Windows KMS ホストと同時にホストする

Office 2010 KMS ホストをサポートするオペレーティング システム上で、現在 Windows KMS ホストを運用している場合は、Office 2010 KMS ホストにも同じコンピューターを使用することをお勧めします。その場合も、次の手順を実行して Office 2010 KMS ホスト キーをインストールし、ライセンス認証を行う必要があります。詳細については、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を計画する」を参照してください。

Windows Server 2003 で Office 2010 KMS ホストをライセンス認証するには

Windows 7 または Windows Server 2008 R2 で Office 2010 KMS ホストをライセンス認証するには