SQL Server Reporting Services (カテゴリから検索)

Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) は、さまざまなデータ ソースからコンテンツを取得してエンタープライズ レポートを作成し、さまざまな形式で表示できるレポートをパブリッシュし、セキュリティとサブスクリプションを一元管理するためのプラットフォームです。

Reporting Services には、レポートやレポート モデルを作成してパブリッシュするためのグラフィック ツールやウィザード、Reporting Services を管理するためのレポート サーバー管理ツール、Reporting Services のオブジェクト モデルに基づいたプログラミングやそのオブジェクト モデルを拡張したプログラミングのためのアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) が用意されています。

以下の一覧に、Reporting Services のインストール方法、概要、使用方法を説明している主なトピックを示します。

概要とセットアップ

• Reporting Services のシナリオ
  Reporting Services テクノロジを使用して、レポートの作成、パブリッシュ、管理を行う方法を説明します。Reporting Services は、ユーザーの技術的な専門知識のレベルや用途に応じてさまざまな方法で活用できます。

• チュートリアル : 基本的なレポートの作成
  このチュートリアルでは、Reporting Services のこの基本的なタスクを手順ごとに学習できます。

• Reporting Services の機能強化
  SQL Server 2005 Reporting Services (SSRS) の新機能が、すぐにわかります。

• SQL Server Reporting Services のインストール
  Reporting Services をインストールするには 2 つの方法があります。インストール ウィザードを使用する方法と、コマンド ラインから Setup.exe を実行する方法です。このセクションでは、これら両方について説明します。

• Reporting Services の機能
  このセクションでは、レポートの定義、デザイン、管理、実行、アクセスと配信、アーキテクチャ、およびプログラミングの機能を説明します。

• Reporting Services の概念
  このトピックでは、Reporting Services のドキュメントで使用している用語について説明します。

デザインと作成

• レポートのデザインと作成
  レポートを作成するユーザーは、まずこのセクションを参照してください。SQL Server 2005 には、レポート作成のための 2 つのツールが用意されています。アドホック レポートを短時間で簡単に作成できるレポート ビルダと、Reporting Services の全機能をサポートするレポート デザイナです。

• レポート ウィザードを使用したレポートの作成
  Reporting Services には、レポートを作成するための方法がいくつか用意されています。最初は、レポート サーバー プロジェクト ウィザードを使用してレポート ファイルを格納し、レポート ウィザードを使用して基本的なレポートを作成してみるとよいでしょう。これらのレポートはレポート デザイナを使用して更新できます。

• レポート モデルを使用するアドホック レポート機能
  アドホック レポートと、アドホック レポート機能を実現するためのレポート モデルを作成する方法を説明します。このセクションでは、レポート ビルダとモデル デザイナという 2 つの新しいツールについても説明します。

• レポート レイアウトでのデータの操作
  新しいレポート プロジェクトを作成したら、そのレポートに含めるデータを定義し、クエリを指定する必要があります。ここでは、その方法を説明します。

• レポート レイアウトのデザイン
  レポートにグラフィック要素とスタイル要素 (ヘッダーとフッターの繰り返し、画像と罫線、静的/動的フォント、色、スタイルなど) を含める方法を説明します。サブレポートとコントロールを表示することも可能です。

• 対話機能の追加
  ユーザーに対話的な機能を提供する方法を説明します。ユーザーは、レポートの外観やレポートに含めるデータを変更したり、レポート内のアイテムの表示/非表示を切り替えたり、他のレポートや Web ページに移動するためのリンクをクリックしたり、見出しマップ内のアイテムをクリックしてレポート内の特定の場所に移動したりすることができます。

• Reporting Services での式を使用した作業
  レポート内で Microsoft Visual Basic の式を使用して、レポート アイテムの値の計算や、スタイルと書式のプロパティやその他のレポート アイテムのプロパティの値を計算できます。このトピックでは、そのような操作の基本を説明します。

• レポートのデバッグおよびパブリッシュ
  レポートのデザイン完了後、レポートをプレビューしたり、テスト サーバーにパブリッシュしたりすることにより、レポートをテストできます。レポートが最終的に仕上がったら、レポート デザイナを使用して実稼働サーバーにレポートをパブリッシュできます。

配置とテスト

• Reporting Services の配置の計画
  Reporting Services を配置するには、ユーザーの要件、サポートしなければならないレポート処理のボリューム、サーバーとレポートへのアクセス方法を評価する必要があります。このセクションには、配置を完了するために実行する必要がある一連のタスクを説明したチェック リストがあります。また、多言語環境に Reporting Services を配置しようと計画しているユーザーのための情報も提供します。

• Reporting Services の構成ファイル
  Reporting Services では、構成ファイルにアプリケーション設定を格納します。このセクションでは、各構成ファイルを編集して特定の配置についての設定やオプションを変更する方法を説明します。

• Reporting Services の国際化に関する注意点
  レポートを読むユーザーの言語や文化は多岐にわたります。このセクションでは、グローバルな環境に対応する Reporting Services の機能について説明します。

• Reporting Services コンポーネントの構成
  このセクションでは、レポート サーバーの各コンポーネントの構成オプションについて説明します。

管理

• パブリッシュされたレポートの管理と処理
  レポート マネージャと SQL Server Management Studio を使用して、レポートやレポート サーバー フォルダへのアクセスの構成、レポート実行の方法とタイミングを指定するためのオプションの設定、およびレポート配布の管理を行う方法を詳しく説明します。

• Reporting Services のデータ ソース プロパティの設定
  データを取得するには、レポート サーバーから外部のデータ ソースに接続する必要があります。レポート データ ソースへの接続の管理は、レポート サーバー データベースへのレポート サーバー接続の管理とは異なります。このセクションでは、その違いについて説明します。

• Reporting Services の権限とセキュリティの管理
  レポート サーバーで操作を実行でき、アイテムにアクセスできるユーザーを制御することは、重要な管理作業の 1 つです。ロールベースの認証機能では、ユーザーが実行できる一連のアクションがロールごとに分類されるので、その制御を容易に行えます。

• Reporting Services のログ ファイル
  Reporting Services のログ ファイルには、レポート サーバーの操作に関する情報が書き込まれます。その情報は、トラブルシューティングやパフォーマンスのチューニングに役立ちます。このセクションでは、ログ ファイルからそのデータを取得する方法を説明します。

• レポート サーバー Windows サービスの開始と停止
  レポート サーバーは、Microsoft Windows サービスとして、および Web サービスとして実行されます。これらのサービスは連携して、レポート サーバー機能のさまざまな面をサポートします。このセクションでは、レポート サーバー操作の両方の面について説明します。

• レポート サーバーの初期化
  アクティブ化されたサーバーとは、レポート サーバー データベース内のデータの暗号化および暗号化解除を実行できるサーバーです。レポート サーバーのスケール アウトの配置を構成するときには、レポート サーバーのアクティブ化が必要になります。

• 暗号化キーの管理
  Reporting Services は、暗号化キーを使用して、サーバーの操作で使用する資格情報や接続情報、アカウントのセキュリティを確保します。このトピックでは、機密データを安全に管理する方法を説明します。

• レポートのデバッグおよびパブリッシュ
  レポートをプレビューしたりレポート サーバーに配置する方法について説明します。

プログラミング

• アプリケーションへの Reporting Services の統合
  Reporting Services には、開発者向けに、ソリューションの開発に使用できる総合的な API のセットが用意されています。このセクションでは、Reporting Services をカスタム アプリケーションに統合する 2 つの方法 (URL アクセスと Reporting Services SOAP API) について説明します。

• レポート サーバー Web サービス
  レポートの管理と実行のための新しいレポート サーバー Web サービス エンドポイント、スクリプト処理、SOAP の役割、および Microsoft .NET Framework を使用したアプリケーションの作成について説明します。

• Reporting Services の拡張機能
  マネージ コード API を使用すれば、レポート サーバーに対する拡張機能の開発、配置、管理の作業が容易になります。私有または共有のアセンブリを .NET Framework を使用して作成し、変化するビジネス要件に対応する新しい Reporting Services の機能を追加できます。

• レポートでのカスタム アセンブリの使用
  カスタム アセンブリがあれば、.NET Framework を使用してレポート アイテムの値、スタイル、書式に関するカスタム コードを作成し、レポート定義ファイルの中でそのコードを参照できます。サーバーは、レポートを実行するときに、カスタム アセンブリ内の関数を呼び出します。

• Reporting Services のプログラミング
  Reporting Services には、いくつかのプログラミング オプションが用意されています。ここでは、既存の機能を使用して、レポートの実行と管理のためのカスタム ツールを作成して Web サイトや Windows アプリケーションに組み込む方法や、Reporting Services プラットフォームを拡張する方法を説明します。

参照

その他の技術情報

SQL Server Reporting Services
Reporting Services のチュートリアル

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手