Notification Services パフォーマンス オブジェクト

Microsoft SQL Server Notification Services には、コンポーネント、アプリケーション、インスタンスの 3 種類のパフォーマンス オブジェクトがあります。これらのオブジェクトには、Notification Services のインスタンスのさまざまなレベルでのパフォーマンスを監視するためのカウンタが含まれています。

  • コンポーネント レベルのオブジェクトは、ローカル サーバーでコンポーネントの状態を監視します。これらのオブジェクトを使用して、複数のアプリケーションのインスタンスで 1 つのアプリケーションを監視したり、インスタンスが複数のサーバーにわたってスケールアウトされている場合にインスタンス全体を監視することはできません。
  • アプリケーション レベルのオブジェクトは、アプリケーション データベースのクエリを実行することで Notification Services アプリケーションの状態を監視します。このレベルのオブジェクトは、NS$instance_name サービスを実行するサーバーで使用できます。
  • インスタンス レベルのオブジェクトは、インスタンス データベースのクエリを実行することでサブスクライバの利用状況を監視します。このレベルのオブジェクトは、NS$instance_name サービスを実行するサーバーで使用できます。

コンポーネント レベルのオブジェクト

Notification Services には、ローカル サーバーでコンポーネントを監視する、次のコンポーネント レベルのパフォーマンス オブジェクトが用意されています。

トピック 説明

NS$instance_name: Delivery Channels オブジェクト

ローカル サーバーの 1 つまたはすべての配信チャネルに関する情報を提供します。

NS$instance_name: Distributors オブジェクト

ローカル サーバーの 1 つまたはすべてのディストリビュータに関する情報を提供します。

NS$instance_name: Event Providers オブジェクト

ローカル サーバーの 1 つまたはすべてのイベント プロバイダに関する情報を提供します。

NS$instance_name: Generator オブジェクト

ローカル サーバーのジェネレータ コンポーネントに関する情報を提供します。

アプリケーション レベルのオブジェクト

次のアプリケーション レベルのオブジェクトは、アプリケーション データベースのクエリを実行します。これは、Notification Services エンジンを実行する任意のサーバーで使用できます。ただし、カウンタ データにはローカル サーバー上で行われる利用状況のみが反映されます。

トピック 説明

NS$instance_name: Events オブジェクト

アプリケーションのイベントに関する情報を提供します。

NS$instance_name: Notifications オブジェクト

アプリケーションが作成する通知に関する情報を提供します。

NS$instance_name: Subscriptions オブジェクト

アプリケーションのサブスクリプションに関する情報を提供します。

NS$instance_name: Vacuumer オブジェクト

アプリケーションの Vacuumer 処理プロセスに関する情報を提供します。

インスタンス レベルのオブジェクト

次のインスタンス レベルのオブジェクトは、インスタンス データベースのクエリを実行します。これは、Notification Services エンジンを実行する任意のサーバーで使用できます。ただし、カウンタ データにはローカル サーバー上で行われる利用状況のみが反映されます。

トピック 説明

NS$instance_name: Subscribers オブジェクト

Notification Services のインスタンスのサブスクライバに関する情報を提供します。

参照

概念

監視ツールの選択
Notification Services パフォーマンス レポート
パフォーマンス ログと警告の使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手